特許
J-GLOBAL ID:200903092944129275
シングル・スクリュー押出機による三層共押出方式で得られる厚さ25〜250μm二軸延伸ポリプロピレン(BOPP)パ-ル光沢合成紙の改良製造方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
入交 孝雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-199632
公開番号(公開出願番号):特開2001-030328
出願日: 2000年06月30日
公開日(公表日): 2001年02月06日
要約:
【要約】【課題】従来のトウイン・スクリュー押出機による三層共押出方式で得られる厚さ25〜250μm二軸延伸ポリプロピレン(BOPP)パ-ル光沢合成紙の製造方法では、無機粉末のマスタ-バッチに含まれている分散剤、湿気が、製造中に気化して製品に空隙などの異常が生じるため、これらの添加量に制約がある。【解決手段】シングル・スクリュー主押出機1台とシングル・スクリュー副押出機2台から押出されたポリプロピレン樹脂と無機物の混合押出物を合流させ,T-タ ゙イにより紙状層または樹脂層/発泡中間層/紙状層の三層シートとし、さらに二軸延伸して製造する三層共押出方式による工程において、主押出機、及び副押出機にそれぞれホッパ段やシリンダ段にあるベント装置等について、スクリューの中の減圧ゾ-ンの改良及びベント設備の増設により、残留している分散剤や水分や揮発しやすいガスの成分を排出し、その気化成分による空隙発生を防止する。
請求項(抜粋):
押出機による三層共押出方式で得られる厚さ25〜250μm二軸延伸ポリプロピレン(BOPP)パ-ル光沢合成紙の製造方法において、発泡中間層として、1台のベント装置を持つシングル・スクリュー主押出機で、アイソタクチック度97%以上の高結晶性ポリプロピレン30〜96重量%、帯電防止剤1〜5重量%、炭酸カルシウムのマスタ-バッチ3〜50重量%、二酸化チタンのマスタ-バッチ0〜15重量%からなる組成物をシングル・スクリュー主押出機の前にあるホッパで均一に攪拌した後、主押出機に送り、主押出機のシングル・スクリューで均一に混練させ、揮発性のガスをベント装置で排出した後、前記樹脂と無機粉末からなる組成物をT-ダイの中間ランナに押出し;その紙状層または樹脂層として、2台のベント装置を持つシングル・スクリュー副押出機で、ポリプロピレン樹脂40〜100重量%、ポリエチレン樹脂0〜20重量%、炭酸カルシウムのマスタ-バッチ0〜35重量%、二酸化チタンのマスタ-バッチ0〜20重量%、帯電防止剤0〜5重量%、耐ブロッキング性剤〔粘着防止剤〕0〜5重量%及び紫外線吸収剤の0〜5重量%からなる組成物を副押出機の前にあるホッパで均一に攪拌した後、副押出機に送り、副押出機のシングル・スクリューで均一に混練させ、揮発性のガスをベント装置で排出した後、前記樹脂と無機粉末からなる組成物をT-ダイの外側(アウタ-)ランナに押出し、前記3台押出機の押出コンパウンドを合流させて一つのT-ダイにより三層共押出方式で押出し、前記シングル・スクリュー押出機の温度を180〜280°Cに設定し、真空度を0〜-750mmHgにし、樹脂層または紙状層/発泡中間層/樹脂層または紙状層または樹脂層のシ-トを形成し、その後このシートを二軸延伸工程において、115〜150°Cの設定温度で予熱し、延伸、アニーリングして縦方向に3〜6倍延伸を行い、さらに140〜195°Cの設定温度で予熱し、延伸、アニーリングして横方向に5〜12倍延伸を行い、さらに20〜120kw効率で高周波コロナ処理を行い、巻取装置で巻取り、25〜250μmの厚みを持つ紙状層/発泡中間層/紙状層の三層共押出両面紙状面パ-ル光沢合成紙、紙状層/発泡中間層/樹脂層の三層共押出単面紙状面パ-ル光沢合成紙、樹脂層/発泡中間層/樹脂層の三層共押出両面樹脂面パ-ル光沢合成紙とし、塗布用合成紙の塗布紙とするとすることを特徴とするシングル・スクリュー押出機による三層共押出方式で得られる厚さ25〜250μm二軸延伸ポリプロピレン(BOPP)パ-ル光沢合成紙の改良製造方法。
IPC (8件):
B29C 47/04
, B29C 47/56
, B32B 5/18
, B32B 27/00
, B32B 27/32
, B29K 23:00
, B29K105:04
, B29L 9:00
FI (5件):
B29C 47/04
, B29C 47/56
, B32B 5/18
, B32B 27/00 F
, B32B 27/32 E
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