特許
J-GLOBAL ID:200903092965154580

周波数制御回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 工藤 宣幸
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-265833
公開番号(公開出願番号):特開平10-112696
出願日: 1996年10月07日
公開日(公表日): 1998年04月28日
要約:
【要約】【課題】 フェージングの影響を受けずに高精度に局部発振周波数を制御する。【解決手段】 入力されたスペクトル拡散されている受信ベースバンド信号から無線チャネル特性を推定した後、その推定結果であるチャネル推定値について、自己相関を演算すると、その結果であるチャネル自己相関値は、受信機におけるキャリア信号局部発振器の発振周波数と、送信機での発振周波数との周波数誤差の単調関数になっている。そして、チャネル推定、自己相関処理を介した結果に応じて、キャリア信号局部発振器の発振周波数を更新する。ここで、マルチパス無線チャネルの複数パスについてチャネル推定、自己相関処理を行ない、複数のチャネル自己相関値を合成した後、キャリア信号局部発振器の発振周波数を更新制御することで、制御精度を一段と高められる。
請求項(抜粋):
スペクトル拡散通信システムの受信機におけるキャリア信号局部発振器の周波数を制御する周波数制御回路において、入力された受信ベースバンド信号から無線チャネル特性を推定し、その結果をチャネル推定値として出力するチャネル推定部と、上記チャネル推定値を入力とし、予め定められた時間だけ前の時刻でのチャネル推定値との自己相関を演算し、チャネル自己相関値として出力する自己相関演算部と、上記チャネル自己相関値に基づいて、周波数更新量を出力する制御部とを備えることを特徴とする周波数制御回路。

前のページに戻る