特許
J-GLOBAL ID:200903092989838498

自動変速機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青木 健二 (外7名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-325283
公開番号(公開出願番号):特開平10-169730
出願日: 1996年12月05日
公開日(公表日): 1998年06月26日
要約:
【要約】【課題】第2軸の軸長をより短くするとともに、第2軸を第1軸にできるだけ近づけることにより、全体をよりコンパクトに形成して車両搭載性をよくする。【解決手段】カウンタドライブギヤ16の前方に後進時係合しない小容量の第2のクラッチC2を配置し、残りの大容量の第1および第3のクラッチC1,C3と第1ないし第3のブレーキB1〜B3とをカウンタドライブギヤ16の後方に配置し、カウンタドライブギヤ16と第2のクラッチC2との間に軸方向の空間δを形成する。この空間δ内にパーキングギヤ22を配置する。これにより、パーキングギヤ22を第2のクラッチC2に干渉させることなく、カウンタ軸3を入力軸2により接近でき、自動変速機Aをよりコンパクトに形成することができる。しかも、カウンタドライブギヤ16を後方に移動させなくて済むので、カウンタ軸3の軸長を短くでき、自動変速機Aを更に一層コンパクトにできる。
請求項(抜粋):
エンジンからの駆動力が入力される第1軸と、この第1軸の回転により回転される複数の回転要素を有するプラネタリギヤユニットおよび前記複数の回転要素の回転を制御する複数の係合要素を有し、これらの複数の係合要素によって前記複数の回転要素の回転が制御されることにより前記第1軸の回転を複数の変速段に変速して出力する自動変速機構と、前記第1軸のほぼ中央部に設けられ、かつ前記自動変速機構の出力を取り出す出力部材と、該出力部材からの出力が伝達される被駆動部材を有する第2軸と、該第2軸から前記出力部材からの出力が伝達される差動装置を有する第3軸とを備えている自動変速機において、前記出力部材のエンジン側の前方に、前記複数の係合要素のうち、前記変速段が前記1速時または後進時に係合しない係合要素を配置するとともに、前記複数の係合要素のうち、残りの係合要素を前記出力部材の後方に配置し、更に前記第1軸側または前記第2軸側に、パーキングギヤを、前記出力部材と前記1速時または後進時に係合しない係合要素との軸方向の間に位置するように配置したことを特徴とする自動変速機。

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