特許
J-GLOBAL ID:200903093020381403
醸造用酵母を識別する染色体SNPsアレルの利用
発明者:
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (4件):
平木 祐輔
, 石井 貞次
, 藤田 節
, 田中 夏夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-164748
公開番号(公開出願番号):特開2006-333827
出願日: 2005年06月03日
公開日(公表日): 2006年12月14日
要約:
【課題】酵母の菌株を相互に識別する方法、酵母の菌株を分類する方法、並びに、醸造特性に特徴のある菌株を選抜する方法を提供することを目的とする。【解決手段】遺伝子多型プライマーセットを用意し、1種以上の多型を指標として、酵母のゲノムDNAを検出することにより、酵母の菌株の識別、分類及び醸造特性に特徴のある菌株の選抜が可能であることを見いだした。【選択図】 なし
請求項(抜粋):
酵母ゲノムDNA上の一塩基多型部位を含むDNA断片の増幅に用いる少なくとも一対のプライマーセットであって、一塩基多型部位が以下の(1)(ア)から(33)(ア)の148個の一塩基多型部位の少なくとも1つであって、プライマーが配列番号1から33の塩基配列のうちの以下の(1)(ア)から(33)(ア)の一塩基多型部位のうちの少なくとも1つの多型部位の3’側および5’側に存在する10から30塩基からなる部分配列からなる、DNA断片の増幅に用い得る一対のプライマーセット:
(1)配列番号1の、(ア)から(キ):
(ア)塩基番号53の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、
(イ)塩基番号140の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位、
(ウ)塩基番号170の位置に存在する塩基C若しくTはである一塩基多型部位、
(エ)塩基番号185の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位、
(オ)塩基番号225の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位、
(カ)塩基番号239の位置に存在する塩基G若しくはTである一塩基多型部位、及び
(キ)塩基番号298の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位;
(2)配列番号2の、(ア)から(オ):
(ア)塩基番号104の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、
(イ)塩基番号149の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位、
(ウ)塩基番号304の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、
(エ)塩基番号321の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、及び
(オ)塩基番号322の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位;
(3)配列番号3の、(ア)から(ウ):
(ア)塩基番号125の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、
(イ)塩基番号145の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位、
(ウ)塩基番号351から354の位置に存在する3塩基の挿入若しくは非挿入である一塩基多型部位;
(4)配列番号4の、(ア)から(コ):
(ア)塩基番号67の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、
(イ)塩基番号74の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、
(ウ)塩基番号104の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位、
(エ)塩基番号160の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、
(オ)塩基番号268の位置に存在する塩基A若しくはCである一塩基多型部位、
(カ)塩基番号269の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、
(キ)塩基番号324の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位、
(ク)塩基番号446の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、
(ケ)塩基番号453の位置に存在する塩基G若しくはTである一塩基多型部位、及び
(コ)塩基番号466の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位;
(5)配列番号5の、(ア)及び(イ):
(ア)塩基番号431の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位、及び
(イ)塩基番号464の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位;
(6)配列番号6の、(ア)から(シ):
(ア)塩基番号75の位置に存在する塩基A若しくはCである一塩基多型部位、
(イ)塩基番号185の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、
(ウ)塩基番号216の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、
(エ)塩基番号217の位置に存在する塩基A若しくはCである一塩基多型部位、
(オ)塩基番号253の位置に存在する塩基A若しくはCである一塩基多型部位、
(カ)塩基番号269の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、
(キ)塩基番号318の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、
(ク)塩基番号441の位置に存在する塩基A若しくはTである一塩基多型部位、
(ケ)塩基番号444の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位、
(コ)塩基番号445の位置に存在する塩基A若しくはTである一塩基多型部位、
(サ)塩基番号463の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、及び
(シ)塩基番号493の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位;
(7)配列番号7の、(ア)から(カ):
(ア)塩基番号213の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位、
(イ)塩基番号243の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位、
(ウ)塩基番号290の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、
(エ)塩基番号348の位置に存在する塩基A若しくはTである一塩基多型部位、
(オ)塩基番号350の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位、及び
(カ)塩基番号378の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位;
(8)配列番号8の、(ア)から(オ):
(ア)塩基番号88の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位、
(イ)塩基番号152の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、
(ウ)塩基番号161の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、
(エ)塩基番号309の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位、及び
(オ)塩基番号381の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位;
(9)配列番号9の、(ア)から(ウ):
(ア)塩基番号66の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、
(イ)塩基番号229の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、及び
(ウ)塩基番号262の位置に存在する塩基A若しくはTである一塩基多型部位;
(10)配列番号10の、(ア)から(ウ):
(ア)塩基番号163から170の位置に存在する1塩基Tの欠失若しくは非欠失である一塩基多型部位、
(イ)塩基番号309から317の位置に存在する1塩基Aの欠失若しくは非欠失である一塩基多型部位、及び
(ウ)塩基番号356の位置に存在する塩基A若しくはCである一塩基多型部位;
(11)配列番号11の、(ア)から(キ):
(ア)塩基番号69の位置に存在する塩基A若しくはTである一塩基多型部位、
(イ)塩基番号93の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、
(ウ)塩基番号111の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位、
(エ)塩基番号208の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、
(オ)塩基番号210の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位、
(カ)塩基番号408の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、及び
(キ)塩基番号429の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位;
(12)配列番号12の、(ア)から(ウ):
(ア)塩基番号104の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位、
(イ)塩基番号151の位置に存在する塩基C若しくはGである一塩基多型部位、及び
(ウ)塩基番号343の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位;
(13)配列番号13の、(ア)から(ウ):
(ア)塩基番号126の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位、
(イ)塩基番号201の位置に存在する塩基C若しくはGである一塩基多型部位、及び
(ウ)塩基番号264の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位;
(14)配列番号14の、(ア)から(ウ):
(ア)塩基番号132の位置に存在する塩基A若しくはCである一塩基多型部位、
(イ)塩基番号185の位置に存在する塩基A若しくはCである一塩基多型部位、及び
(ウ)塩基番号189の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位;
(15)配列番号15の、(ア)から(オ):
(ア)塩基番号101の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、
(イ)塩基番号183の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、
(ウ)塩基番号188から192の位置に存在する1塩基Aの挿入若しくは非挿入である一塩基多型部位、
(エ)塩基番号280の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、及び
(オ)塩基番号338の位置に存在する塩基若GしくはTである一塩基多型部位;
(16)配列番号16の、(ア)から(サ):
(ア)塩基番号134の位置に存在する塩基A若しくはTである一塩基多型部位、
(イ)塩基番号135の位置に存在する塩基A若しくはTである一塩基多型部位、
(ウ)塩基番号137の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、
(エ)塩基番号138の位置に存在する塩基A若しくはTである一塩基多型部位、
(オ)塩基番号142の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位、
(カ)塩基番号165の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位、
(キ)塩基番号183の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、
(ク)塩基番号219の位置に存在する塩基A若しくはCである一塩基多型部位、
(ケ)塩基番号232の位置に存在する塩基C若しくはGである一塩基多型部位、
(コ)塩基番号293の位置に存在する塩基A若しくはでGある一塩基多型部位、及び
(サ)塩基番号332の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位;
(17)配列番号17の、(ア)から(オ):
(ア)塩基番号65の位置に存在する塩基A若しくはTである一塩基多型部位、
(イ)塩基番号158の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位、
(ウ)塩基番号236の位置に存在する塩基G若しくはTである一塩基多型部位、
(エ)塩基番号256の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位、及び
(オ)塩基番号474の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位;
(18)配列番号18の、(ア)及び(イ):
(ア)塩基番号96の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、及び
(イ)塩基番号133の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位;
(19)配列番号19の、(ア)から(エ):
(ア)塩基番号261の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位、
(イ)塩基番号282の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、
(ウ)塩基番号371の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、及び
(エ)塩基番号440の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位;
(20)配列番号20の、(ア)及び(イ):
(ア)塩基番号247の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位、及び
(イ)塩基番号362の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位;
(21)配列番号21の、(ア)から(エ):
(ア)塩基番号82の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位、
(イ)塩基番号91の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位、
(ウ)塩基番号139の位置に存在する塩基G若しくはTである一塩基多型部位、及び
(エ)塩基番号140の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位;
(22)(ア)配列番号22の、塩基番号359から364の位置に存在する塩基Aの欠失若しくは非欠失である一塩基多型部位;
(23)配列番号23の、(ア)及び(イ):
(ア)塩基番号420の位置に存在する塩基A若しくはTである一塩基多型部位、及び
(イ)塩基番号485の位置に存在する塩基C若しくはGである一塩基多型部位;
(24)配列番号24の、(ア)から(コ):
(ア)塩基番号189の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、
(イ)塩基番号209の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位、
(ウ)塩基番号218の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、
(エ)塩基番号260の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、
(オ)塩基番号283の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、
(カ)塩基番号315の位置に存在する塩基C若しくはGである一塩基多型部位、
(キ)塩基番号379の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位、
(ク)塩基番号385の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、
(ケ)塩基番号551の位置に存在する塩基A若しくはCである一塩基多型部位、及び
(コ)塩基番号597の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位;
(25)配列番号25の、(ア)から(キ):
(ア)塩基番号62の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、
(イ)塩基番号96の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位、
(ウ)塩基番号171の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位、
(エ)塩基番号176の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、
(オ)塩基番号222の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、
(カ)塩基番号228の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、及び
(キ)塩基番号273の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位;
(26)配列番号26の、(ア)から(キ):
(ア)塩基番号57の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位、
(イ)塩基番号149の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位、
(ウ)塩基番号221の位置に存在する塩基A若しくはTである一塩基多型部位、
(エ)塩基番号303の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位、
(オ)塩基番号350の位置に存在する塩基A若しくはTである一塩基多型部位、
(カ)塩基番号400の位置に存在する塩基A若しくはTである一塩基多型部位、及び
(キ)塩基番号434の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位;
(27)配列番号27の、(ア)から(オ):
(ア)塩基番号80の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位、
(イ)塩基番号116から122の位置に存在する塩基Aの欠失若しくは非欠失である一塩基多型部位、
(ウ)塩基番号204の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位、
(エ)塩基番号249の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、及び
(オ)塩基番号389の位置に存在する塩基G若しくはTである一塩基多型部位;
(28)配列番号28の、(ア)から(オ):
(ア)塩基番号83の位置に存在する塩基A若しくはCである一塩基多型部位、
(イ)塩基番号169の位置に存在する塩基C若しくはGである一塩基多型部位、
(ウ)塩基番号193の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、
(エ)塩基番号215の位置に存在する塩基A若しくはCである一塩基多型部位、及び
(オ)塩基番号232の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位;
(29)(ア)配列番号29の、塩基番号309の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位;
(30)(ア)配列番号30の、塩基番号216の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位;
(31)(ア)配列番号31の、塩基番号162の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位;
(32)配列番号32の、(ア)及び(イ):
(ア)塩基番号34の位置に存在する塩基C若しくはTである一塩基多型部位、及び
(イ)塩基番号336の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位;
(33)(ア)配列番号33の、塩基番号361の位置に存在する塩基A若しくはGである一塩基多型部位。
IPC (3件):
C12N 15/09
, C12M 1/00
, C12Q 1/68
FI (5件):
C12N15/00 A
, C12M1/00 A
, C12Q1/68 A
, C12Q1/68 Z
, C12N15/00 F
Fターム (24件):
4B024AA11
, 4B024AA19
, 4B024CA04
, 4B024HA11
, 4B024HA12
, 4B029AA07
, 4B029AA23
, 4B029BB07
, 4B029BB20
, 4B029CC03
, 4B029FA15
, 4B063QA01
, 4B063QA12
, 4B063QA18
, 4B063QA20
, 4B063QQ07
, 4B063QQ43
, 4B063QR08
, 4B063QR42
, 4B063QR56
, 4B063QS16
, 4B063QS25
, 4B063QS34
, 4B063QX02
引用特許:
出願人引用 (8件)
全件表示
審査官引用 (1件)
-
牛の品種鑑別方法
公報種別:公開公報
出願番号:特願2001-005368
出願人:株式会社ビー・エム・エル, 財団法人日本食肉消費総合センター
引用文献:
審査官引用 (6件)
-
Genetics,2003,163(1),p.79-89
-
Genetics,2003,163(1),p.79-89
-
Lett.Appl.Microbiol.,2003,36(1),p.54-8
-
Mamm.Genome,2002,13(5),p.272-81
-
Genetics,2003,163(1),p.79-89
-
Mamm.Genome,2002,13(5),p.272-81
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