特許
J-GLOBAL ID:200903093033766282

アクリル系多層構造重合体を用いたメタクリル系樹脂組成物

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-359035
公開番号(公開出願番号):特開2000-178401
出願日: 1998年12月17日
公開日(公表日): 2000年06月27日
要約:
【要約】【課題】 アクリル系多層構造重合体をブレンドしたメタクリル系樹脂組成物を用い、透明性、耐候性および耐応力白化性、耐温水白化性等に優れ、良好な成形性を有しブツの発生が著しく改良されたフィルム用樹脂組成物を得る。【解決手段】 各層の単量体混合物の重量比が、第1層5〜20重量%、第二層50〜80重量%、第三層15〜45重量%(合計100重量%)で、第三層の重合体の分子量が内側から外側に向かって次第に小さくなっているメタクリル系多層構造重合体50〜80重量部と、メタクリル酸メチル85〜99.5重量%とアルキル基の炭素数が1〜8であるアクリル酸アルキル15〜0.5重量%からなるアクリル系共重合体50〜20重量部をブレンドしたメタクリル系樹脂組成物を用いることにより、良好な透明性、耐候性、耐応力白化性および耐温水白化性を有し、成形性に優れブツの発生が殆ど見られないフィルム用樹脂組成物を得る。
請求項(抜粋):
(A)最内層がメタクリル酸メチル90〜100重量%とこれと共重合可能な単官能単量体0〜10重量%との混合物を乳化重合させて得られる、ガラス転移点が25°C以上の重合体であり、(B)中間層が単独で重合させたときに25°C以下のガラス転移点をもつアルキル基の炭素数が2〜8であるアクリル酸アルキル65〜99.9重量%と、これと共重合可能な単量体0〜30重量%と多官能グラフト剤0〜5重量%、及び0.1〜5重量%の多官能架橋剤を含有する混合物を乳化重合させた重合体であり、(C)最外層が単独で重合させたときに25°C以上のガラス転移点をもち、メタクリル酸メチル80〜99重量%とこれと共重合可能な単官能単量体1〜20重量%からなる単量体混合物に連鎖移動剤を段階的に増加させ、n段階(nは2〜4)で乳化重合させた重合体から成り、この重合体の分子量が内側から外側に向かって次第に小さくなっており、その第一段階の単量体混合物の重量は、第三層全単量体重量の少なくとも1/n以上であって、各層の単量体混合物の重量比が、第1層5〜20重量%、第二層50〜80重量%、第三層15〜45重量%(合計100重量%)であることを特徴とするメタクリル系多層構造重合体50〜80重量部と、メタクリル酸メチル85〜99.5重量%とアルキル基の炭素数が1〜8であるアクリル酸アルキル15〜0.5重量%からなるアクリル系共重合体50〜20重量部をブレンドしてなるフィルム製造用メタクリル系樹脂組成物。
IPC (3件):
C08L 51/00 ,  C08F265/06 ,  C08L 33/08
FI (3件):
C08L 51/00 ,  C08F265/06 ,  C08L 33/08
Fターム (32件):
4J002BG061 ,  4J002BG062 ,  4J002BN111 ,  4J002EC066 ,  4J002EF016 ,  4J002EF096 ,  4J002EH096 ,  4J002EH146 ,  4J002FD026 ,  4J002GT00 ,  4J026AA17 ,  4J026AA45 ,  4J026AA49 ,  4J026AC34 ,  4J026BA27 ,  4J026BA28 ,  4J026BB04 ,  4J026BB07 ,  4J026DA04 ,  4J026DA07 ,  4J026DA14 ,  4J026DA16 ,  4J026DB04 ,  4J026DB08 ,  4J026DB14 ,  4J026DB24 ,  4J026DB26 ,  4J026DB34 ,  4J026FA07 ,  4J026GA01 ,  4J026GA02 ,  4J026GA09
引用特許:
審査官引用 (6件)
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