特許
J-GLOBAL ID:200903093038977583

紙幣のセキュリティースレッド確認装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小野 尚純
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-125626
公開番号(公開出願番号):特開平8-050672
出願日: 1995年04月27日
公開日(公表日): 1996年02月20日
要約:
【要約】【目的】 後信頼性にてセキュリティースレッドを確認することができるセキュリティースレッド確認装置を提供する。【構成】 紙幣用紙にはセキュリティースレッドを埋め込む。このスレッドは複数のアルファベットまたは数字の金属の導電性文字がその上に形成されたプラスチック基板でなる。これらの文字は所定の高さ、幅およびそれらの間の間隔を有している。確認装置は発振器電極と付随する水平及び垂直電極とで構成される。時変発振器信号が発振器電極に結合される。発振器電極に相対的な水平及び垂直電極の間隔は、スレッド上の金属文字の間の間隔によって決められる。有効なセキュリティースレッドは、発振器信号を水平電極に容量的に結合するが、垂直電極にはしない。一方、偽造セキュリティースレッドは、発振器信号を、水平及び垂直電極の両方に結合するはずである。これらの有効および偽造条件を感知するために、信号処理電子機構が設けられる。
請求項(抜粋):
文書に付随するセキュリティースレッドを有する該文書の真贋を確認する装置において、セキュリティースレッドは2つ以上の金属化された導電性の領域を有し、各領域が非導電性領域によって互いから隔てられ、前記装置は、a)導電性でかつ時変発振器信号が印加される発振器電極と、b)導電性で、発振器電極に隣接してかつ所定の距離によってそこから物理的に隔てられて設定される水平電極と、c)導電性で、発振器電極に隣接してかつ所定の距離によってそこから物理的に隔てられて設定される水平電極と、d)発振器、水平電極および垂直電極のすべてに接続され、発振器信号を発振器電極に供給し、発振器信号が水平電極に容量結合した場合を感知し、発振器信号が垂直電極に容量結合した場合を感知し、発振器電極および水平電極の両方に近接するスレッドの導電性領域の存在によって発振器信号の水平電極への容量結合が起きるという第1の条件と、発振器電極および垂直電極の両方に近接するスレッドの導電性領域が存在しないことによって発振器信号の垂直電極への容量結合が存在しないという第2の条件とから文書に付随する有効なセキュリティースレッドの存在を判定する信号処理手段と、を備える、ことを特徴とする装置。

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