特許
J-GLOBAL ID:200903093039176797

硝化脱窒装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 明田 莞
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-300101
公開番号(公開出願番号):特開平7-155788
出願日: 1993年11月30日
公開日(公表日): 1995年06月20日
要約:
【要約】【目的】 微生物反応槽の脱窒槽および硝化槽に菌担体を投入して反応速度の促進を図る硝化脱窒装置について、槽内に設置するスクリーン目幅を大きくしても菌担体の流出を阻止でき、よって夾雑物を含む汚水が流入してもスクリーン閉塞の発生がなく、高い菌保有濃度のもとで安定した処理を継続できるものとする。【構成】 微生物反応槽(2) の脱窒槽(11)および硝化槽(12)内の菌担体(P),(P')を、この菌担体(P),(P')の粒径よりも小さなメッシュの網状体からなり、かつ処理水中で遊動自由な複数の籠状容器(10),(10')内に収容してなるものする。【効果】 槽内のスクリーンの目幅を、菌担体を収容した籠状容器が通過しない程度まで拡大でき、よって槽流入前の夾雑物除去および除去した夾雑物の処理装置を不要とする一方、流入した夾雑物に含まれる有機物を槽内で分解でき、効率の良い処理を安定して継続できると共に、装置全体の簡素化も図れる。
請求項(抜粋):
脱窒槽と硝化槽からなる微生物反応槽を備え、かつその脱窒槽および/または硝化槽に脱窒および硝化菌を担持した粒状の菌担体を投入すると共に、双方の槽それぞれの処理水流出部に菌担体流出阻止用のスクリーンを設けてなり、上流側の最初沈澱池から送給された処理水中の窒素を脱窒槽内で除去する一方、硝化槽内で処理水中の窒素を硝化すると共に、その一部を後流側の最終沈澱池に流出させ、大部分を前記脱窒槽に還流循環させて処理水中の窒素を除去する硝化脱窒装置において、前記脱窒槽および硝化槽内の菌担体それぞれが、この菌担体の粒径よりも小さなメッシュの網状体からなり、かつ処理水中で遊動自由な複数の籠状容器内に収容されていることを特徴とする硝化脱窒装置。

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