特許
J-GLOBAL ID:200903093069284969
粒状マグネタイト微粒子粉末の製造法
発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-288848
公開番号(公開出願番号):特開平8-119635
出願日: 1994年10月27日
公開日(公表日): 1996年05月14日
要約:
【要約】【目的】 BET比表面積値が大きく、しかも、粒度分布に優れた粒状マグネタイト微粒子粉末が工業的に得られる製造法を提供する。【構成】 第一鉄塩水溶液と炭酸アルカリ及び水酸化アルカリを併用したアルカリ水溶液とを反応させて鉄含有沈澱物を含む懸濁液とし、この懸濁液を非酸化性雰囲気下において50〜65°Cの温度範囲にて30〜360分間維持攪拌し、次いで、当該懸濁液に水可溶性ケイ酸塩を添加し、50〜60°Cの温度範囲にて液中に酸素含有ガスを通気して酸化反応を行うことにより粒状ゲータイト微粒子を生成させ、次いで、非酸化性雰囲気とし、この液中に第一鉄塩水溶液と水酸化アルカリ水溶液とを投入して反応させて40〜100°Cの温度範囲で加熱攪拌することによって粒状マグネタイト微粒子を得る。
請求項(抜粋):
第一鉄塩水溶液とアルカリ水溶液とを非酸化性雰囲気下で反応させて鉄含有沈澱物を含む懸濁液とするにあたり、アンモニア水を除く水酸化アルカリを炭酸アンモニウムを除く炭酸アルカリの水溶液中及び前記懸濁液のいずれかの液中に添加するとともに、当該水酸化アルカリの添加量を当該炭酸アルカリ1molに対して0.1〜0.3molの範囲とし、前記両アルカリの総和量を前記第一鉄塩水溶液中のFe2+に対して1.0当量を越える量として、しかも、前記第一鉄塩水溶液中のFe2+が前記懸濁液中に0.3〜0.6mol/lの濃度範囲で含まれるようにすることによって前記鉄含有沈澱物を含む懸濁液とし、この懸濁液を50〜65°Cの温度範囲且つ非酸化性雰囲気下で30〜360分間維持攪拌し、次いで、当該懸濁液中に水可溶性ケイ酸塩を前記第一鉄塩水溶液中のFe2+に対してSi換算で0.5〜5.0原子%添加した後、50〜60°Cの温度範囲にて液中に酸素含有ガスを通気して酸化反応を行うことにより粒状ゲータイト微粒子を生成させ、次いで、非酸化性雰囲気とし、この液中に第一鉄塩水溶液と水酸化アルカリ水溶液とを投入して反応させて前記粒状ゲータイト微粒子と水酸化第一鉄コロイドとを含むpH値が11を越えるアルカリ性懸濁液とし、当該懸濁液を非酸化性雰囲気において40〜100°Cの温度範囲で加熱攪拌することによって粒状マグネタイト微粒子を生成させることを特徴とする粒状マグネタイト微粒子粉末の製造法。
前のページに戻る