特許
J-GLOBAL ID:200903093100854523

無線通信方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後藤 洋介 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-120149
公開番号(公開出願番号):特開平6-334603
出願日: 1993年05月21日
公開日(公表日): 1994年12月02日
要約:
【要約】【目的】 基地局を介して小形局による通信を行う地上又は衛星通信システムに於て電力効率が高く且つ小形局の小形化、消費電力の低減を可能とする無線通信方式の実現。【構成】 基地局1から小形局2に対しては時分割多重(TDMA)方式により単一の搬送波により信号を送出する。小形局2はTDMA信号の受信によりタイミングを確立し、通信時には自局宛信号のある時間だけ受信信号を受信し、それ以外の時間には周波数分割多重(FDMA)方式で送信信号を送信する。上述より小形局送信信号はバースト状となるので、基地局1に於ける受信動作を確実にするため、前置符号を付加して送出する。上述の送受切り替え動作により分波器が不要となるのでアンテナの給電損失を低減する事ができ、小形局2の受信感度の向上と、通信装置の電源消費量の低減が可能となる。
請求項(抜粋):
複数の小形局と基地局との間で通信を行う無線通信方式であって、上記基地局からの送信信号は、前記小形局のすべてに向けて時分割多重により一つのTDMA信号を生成し、このTDMA信号により一つの搬送波を変調して送信し、前記小形局の各々に於ては、前記基地局からの信号を受信するアンテナと、上記アンテナに接続され、制御信号によって前記アンテナを受信部か送信部かの何れかと接続する切り替え器を有し、前記受信部は、前記切り替え器を介して前記アンテナの出力を受けて信号増幅を行う受信増幅器と、この受信増幅器の出力をそれより低い周波数帯に周波数変換を行う受信用周波数変換回路と、該受信用周波数変換回路の出力を受けて信号復調を行う復調器と、この復調器の出力ベースバンド信号を受けて信号処理を行い外部に受信データを出力する受信ベースバンド信号処理回路より構成され、他方前記送信部は、外部からの送信データを受けて所定の送信信号処理を行いベースバンド信号を出力する送信ベースバンド処理回路と、このベースバンド信号を受けて、所定の変調動作を行う変調器と、この変調器の出力を受けて、所定の無線周波数に周波数変換を行う送信用周波数変換回路と、この送信用周波数変換回路の出力を受けて、電力増幅を行う送信増幅器より構成され、上記送信増幅器の出力を前記切り替え器の送信部入力に供給すると共に、前記受信ベースバンド処理回路は前記基地局からの信号を受けて受信フレーム同期を確立し、前記小形局の各々は、上記受信ベースバンド処理回路より供給される受信フレームタイミングを基準として所定の方式により送信フレームタイミングを確立して、送信フレームタイミングを前記送信ベースバンド処理回路に供給すると共に、所定の無線周波数に送信無線信号を送出するために送信チャネル指定信号を前記送信用周波数変換回路に供給し、更に送信/受信動作切り替え信号を前記制御信号として前記切り替え器に供給する制御部を有し、通信時に於ては、上記制御部は前記切り替え器を前記送信/受信動作切り替え信号により制御して、前記基地局からのTDMA信号のうち、自局宛信号のある期間だけ前記切り替え器を制御して前記アンテナを前記受信部と接続し、それ以外の時間には、前記切り替え器を制御して、前記送信部を前記アンテナと接続する送/受切り替え動作を行い、他方前記送信ベースバンド処理回路は前記制御部より供給される前記送信フレームタイミングにより前記送信データを送信フレームに区切り、更に圧縮バッファ動作によりデータの速度変換を行い、各フレーム毎にバース状の送信バースト信号を構成し、更に各バーストの先頭に前記基地局に於ける受信動作に必要となるプリアンブル信号を付加し、更に前記制御部より前記切り替え器を制御する送信/受信動作切り替え信号に同期して、前記送信バースト信号が前記切り替え器を通過して前記アンテナに供給される様時間調整を行う機能を有し、又前記送信用周波数変換回路は前記制御部より供給される前記送信チャネル指定信号を受けて、指定された周波数帯域に送信信号を送出する周波数合成機能を有し、かくして前記基地局から前記小形局への回線に於てはTDMA方式、前記小形局から前記基地局への回線に於ては、バースト状の周波数分割多重方式及び単一搬送波信号方式による信号接続を行う事を特徴とする無線通信方式。
IPC (2件):
H04B 7/26 109 ,  H04B 7/26

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