特許
J-GLOBAL ID:200903093102760755

温度補償型水晶発振器

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-330692
公開番号(公開出願番号):特開平10-135738
出願日: 1993年06月29日
公開日(公表日): 1998年05月22日
要約:
【要約】【課題】 回路構成が簡単で、実用性の高い、且つ安価な温度補償型水晶発振器を提供する。【解決手段】 温度を横軸、周波数を縦軸とし、基準温度及び当該基準温度における周波数を原点とする座標に対して、周波数温度特性の極大値、極小値が第2象限、第4象限となる3次の曲線特性を有するATカットされた水晶振動子xに、サーミスタTHと抵抗R とコンデンサC1、C2とからなる温度補償回路Z を直列に接続して成る温度補償型水晶発振器において、前記温度補償回路Z は、サーミスタTHと抵抗R から成る並列回路1 、該並列回路1 に直列接続してなる第1のコンデンサC1、並列回路1 及び第1のコンデンサC1から成るサーミスタ補償回路部2に、並列接続された負の温度特性を有する第2のコンデンサC2から成り、前記サーミス補償回路部2 により3次の曲線特性の極大値を補正して原点中心に略対象性を有する3次の曲線特性に変換し、前記第2のコンデンサC2により所定温度領域での傾きを略水平化した温度補償型水晶発振器である。
請求項(抜粋):
温度を横軸、周波数を縦軸とし、基準温度及び当該基準温度における周波数を原点とする座標に対して、周波数温度特性の極大値、極小値が第2象限、第4象限となる3次の曲線特性を有するATカットされた水晶振動子に、サーミスタと抵抗とコンデンサとからなる温度補償回路を直列に接続して成る温度補償型水晶発振器において、前記温度補償回路は、サーミスタと抵抗を並列した回路部に対して第1のコンデンサを直列に接続したサーミスタ補償回路部に、負の温度特性を有する第2のコンデンサを並列接続して成り、前記サーミス補償回路部により前記水晶振動子の3次の曲線特性の極大値を補正して原点中心に略対象性を有する3次の曲線特性に変換し、前記第2のコンデンサにより前記変換した3次の曲線特性の所定温度領域での傾きを略水平化したことを特徴とする温度補償型水晶発振器。

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