特許
J-GLOBAL ID:200903093230824774

スクロール型圧縮機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-124805
公開番号(公開出願番号):特開平9-310687
出願日: 1996年05月20日
公開日(公表日): 1997年12月02日
要約:
【要約】【課題】 スクロール型圧縮機のスラスト荷重支持面の摩耗を、低コストの手段によって確実に防止する。【解決手段】 可動スクロール6に作用するスラスト荷重の支持面の一方である端板部6bの背面の円周上に溝部6dを設けると共に、この溝部6dへ中心部の高圧作動室8aから、端板部6bを貫通して最短距離となるように設けた連通孔6eによって加圧された流体を導入し、支持面の他方であるフロントハウジング3の平坦な端面部3aとの間に背圧空間を形成して、可動スクロール6のスラスト荷重を支持する。溝部6dの加圧された流体は薄い膜となって吸入室7fへ流出するから、流体によって浮遊的に支持される低摩擦のスラスト荷重支持手段が実現する。
請求項(抜粋):
ハウジング内にそれぞれ形成された吸入室及び吐出室と、固定の端板部上に形成された渦巻き状の羽根部を有し前記ハウジングの一部を構成する固定スクロールと、可動の端板部上に形成された渦巻き状の羽根部を有し前記固定スクロールと噛み合うことによってそれらの渦巻き状の羽根部の間に流体を圧縮するための複数個の作動室を形成する可動スクロールと、前記2つのスクロールの中心部に共通に形成される高圧作動室と前記吐出室との間に設けられる吐出弁としての逆止弁と、前記可動スクロールの公転を許すと共に自転を阻止するために前記ハウジングと前記可動スクロールとの間に設けられる自転防止機構と、前記可動スクロールの前記端板部の背面及び前記ハウジングの内部に形成される平坦な端面部からなるスラスト荷重支持面と、前記可動スクロールの前記端板部の背面において前記可動スクロールの中心の周りに形成された溝部と、前記溝部と前記高圧作動室とを最短距離で接続するために前記端板部を貫通して形成された連通孔とを備えていることを特徴とするスクロール型圧縮機。
IPC (2件):
F04C 18/02 311 ,  F04C 18/02
FI (2件):
F04C 18/02 311 L ,  F04C 18/02 311 W

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