特許
J-GLOBAL ID:200903093249446479
エレクトロクロミック素子
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
大川 宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-241778
公開番号(公開出願番号):特開平6-095172
出願日: 1992年09月10日
公開日(公表日): 1994年04月08日
要約:
【要約】【目的】固体電解質膜4と還元発色膜6との剥離を抑制できるエレクトロクロミック素子を提供すること。【構成】エレクトロクロミック素子は、透明ガラス製の基板1の表面に第1電極膜2、2aと酸化発色膜3と固体電解質膜4と混合膜5と還元発色膜6と第2電極膜7とを、順に積層して構成したものである。酸化発色膜3はIr0xで構成されている。還元発色膜6はW03 で構成されている。固体電解質膜4はTa205 に水成分を含ませて構成されている。混合膜5は、還元発色膜6の成分であるW03 と固体電解質膜4の成分であるTa2 05 とが傾斜組成をもつ様に混合したものである。着色反応により還元発色膜6が膨張したとしても、還元発色膜6と固体電解質膜4の境界域における応力集中は軽減され、還元発色膜6と固体電解質膜4との間の剥離は抑制される。
請求項(抜粋):
基板と、互いに対向する一対の電極膜と、該電極膜間に位置して一方の電極膜に積層されたエレクトロクロミック発色膜と、該一対の電極膜間に配置され該エレクトロクロミック発色膜に着色反応を誘起するイオンを供給する固体電解質膜とで構成され、該エレクトロクロミック発色膜と該固体電解質膜との境界域には、該エレクトロクロミック発色膜の構成成分と該固体電解質膜の構成成分とが混合した混合膜が積層されていることを特徴とするエレクトロクロミック素子。
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