特許
J-GLOBAL ID:200903093270999232

回転軸シール構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-331589
公開番号(公開出願番号):特開平11-166630
出願日: 1997年12月02日
公開日(公表日): 1999年06月22日
要約:
【要約】【課題】 主リップ、ダストリップおよび回転軸により囲まれた空間内とダストリップより外側とを連通する連通部の位置を工夫することにより、オイルシールの耐久性の向上と、オイルの漏出防止とを両立させる。【解決手段】 連通部24が上部側においてダストリップ16の先端に切り欠きとして形成されているので、オイル室からオイルが空間22内へ漏出しても直ちに外部へ漏れない。しかもクランク軸6の回転数に応じてオイルがオイル室側に排出されれば、レベルH1に達せず、空間22内のオイルが漏出することはない。更に、オイルが空間22からオイル室側に排出された分、連通部24を介して外部側から空間22に空気が入るので、空間22は負圧になることはなく、オイルシール4がクランク軸6に強く押しつけられず、主リップ14およびダストリップ16が摩耗するのが防止でき、オイルシール4の耐久性を高めることができる。
請求項(抜粋):
ほぼ水平方向に配置された回転軸を、リング状のシール体で取り囲み、該シール体に設けられた主リップとダストリップとを前記回転軸の周面に接触させることで、前記主リップ側から前記ダストリップ側へ液体が漏出するのを防止する回転軸シール構造であって、前記ダストスリップの内、下部側以外の部分に、前記主リップ、前記ダストリップおよび前記回転軸により囲まれた空間内と前記ダストリップより外側とを連通する連通部を設けたことを特徴とする回転軸シール構造。

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