特許
J-GLOBAL ID:200903093274503347
ファジイ推論装置及び方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
木内 光春
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-098231
公開番号(公開出願番号):特開平8-292891
出願日: 1995年04月24日
公開日(公表日): 1996年11月05日
要約:
【要約】【目的】 属性値が数値やファジイ集合で与えられるような訓練事例に基づき、順次ファジイ決定木による判断規則を更新するファジイ推論装置及び方法を提供する。【構成】 訓練事例が入力されると、評価手段2はそれに基づいて推論を行う。すなわち、ファジイ決定木中を推論が確信度をもって伝播していき、各末端ノードにおいて確信度を伴う分類クラスが得られる。確信度更新手段3は、訓練事例として与えられた分類クラスが高い確信度でラベル付けされた末端ノードの確信度を上昇させる。判定手段2は、得られた分類クラスが訓練事例として与えられた分類クラスと一致するか否かを判定する。一致しないと判定されたときは、メンバシップ関数更新手段4は、訓練事例として与えられた分類クラスが高い確信度でラベル付けされている末端ノードに対する確信度を上昇させるべく、メンバシップ関数を調整する。
請求項(抜粋):
判断規則として、判断すべき事項である各属性に対応した複数の分岐ノードと、推論の各結論を確信度と共に表す各末端ノードとが、推論経路を表すエッジによりツリー状に接続された決定木を用いたファジイ推論装置において、前記各分岐ノードでは、当該ノードで判断すべき前記属性の属性値と分岐先の他のノードとの対応関係が、メンバシップ関数によって表されており、与えられる属性値とその属性値に対応する望ましい結論とを含む訓練事例に基づき、前記各分岐ノードで前記メンバシップ関数に前記属性値を与えることにより、前記各エッジの示す前記各推論経路がどの程度の確信度で支持されるかを順次算出し、前記各末端ノードにおける結論自体の確信度と、前記メンバシップ関数に基づいて得られる当該末端ノードに対する確信度との積により、確信度を伴う結論を推定する評価手段と、前記望ましい結論を高い確信度で表している末端ノードについて、その確信度を上昇させるように調整を行う確信度更新手段と、前記評価手段によって推定される結論と、前記望ましい結論とが一致するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により、前記推定された結論が前記望ましい結論と一致しないと判定された場合に、前記望ましい結論を高い確信度で表している末端ノードについて、その末端ノードに対する確信度を上昇させるべく、当該確信度を決定するメンバシップ関数を調整して更新するメンバシップ関数更新手段とを具備することを特徴とするファジイ推論装置。
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