特許

J-GLOBAL ID：200903093285461794

高反応性変性フェノール樹脂とエポキシ樹脂とを含有する、成形材料、電気・電子部品用材料および半導体封止材

発明者： 田 嶋 正 夫 ,  宮 下 宏 美 ,  武 田 春 彦 ,  藤 井 智 彰 ,  石 塚 達 史 ,  長谷川 慎
出願人/特許権者： 鹿島石油株式会社
代理人 (1件)： 鈴木 俊一郎 (外3名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2002-118013
公開番号（公開出願番号）：特開2002-332322
出願日： 1998年02月17日
公開日（公表日）： 2002年11月22日
要約：

【要約】【解決手段】 原料油としての重質油類またはピッチ類と、平均分子量から算出した原料油1モルに対して、0.3 〜10モルのフェノール類、ホルムアルデヒド換算で0.2 〜9 モルのホルムアルデヒド化合物、および0.01〜3.0 モルの酸触媒とを混合し、加熱攪拌して、前記成分の重縮合を行なう製造方法により得られた高反応性変性フェノール樹脂と、エポキシ樹脂とを含む変性フェノール樹脂成形材料。【効果】 本発明に係る変性フェノール樹脂成形材料は、溶融粘度が低く、エポキシ樹脂との反応性が高い高反応性変性フェノール樹脂を用いているため、成形性が良好であり、寸法安定性、耐熱性などに優れ、低吸湿性であり、電気・電子部品用材料、半導体封止材料として有用である。

請求項（抜粋）：

重質油類またはピッチ類、フェノール類およびホルムアルデヒド化合物を重縮合させる高反応性変性フェノール樹脂の製造方法であって、以下の方法:一)重質油類またはピッチ類と、平均分子量から算出した前記重質油類またはピッチ類1モルに対して、0.3〜10モルのフェノール類、ホルムアルデヒド換算で0.2〜9モルのホルムアルデヒド化合物、および0.01〜3.0モルの酸触媒とを混合した後、得られた混合物を加熱攪拌する方法:二)重質油類またはピッチ類と、フェノール類とを混合して加熱攪拌し、加熱攪拌中の混合物に、酸触媒と、前記フェノール類1モルに対してホルムアルデヒド換算で1モル以下のホルムアルデヒド化合物とを逐次添加する方法:三)重質油類またはピッチ類と、フェノール類と、前記フェノール類1モルに対してホルムアルデヒド換算で1モル以下のホルムアルデヒド化合物とを混合して加熱攪拌し、加熱攪拌中の混合物に、酸触媒を逐次添加する方法:四)重質油類またはピッチ類と、フェノール類と、酸触媒とを混合して加熱攪拌し、加熱攪拌中の混合物に、前記フェノール類1モルに対してホルムアルデヒド換算で1モル以下のホルムアルデヒド化合物を逐次添加する方法:五)重質油類またはピッチ類と、酸触媒とを混合して加熱撹拌し、加熱撹拌中の混合物に、フェノール類とフェノール類1モルに対してホルムアルデヒド換算で1モル以下のホルムアルデヒド化合物とを逐次添加する方法:および六)フェノール類1モルに対してホルムアルデヒド換算で1モル以下のホルムアルデヒド化合物と、酸触媒とを混合して加熱撹拌し、加熱撹拌中の混合物に、重質油類またはピッチ類とフェノール類とを逐次添加する方法:七)重質油類またはピッチ類と、フェノール類と、前記フェノール類1モルに対してホルムアルデヒド換算で1モル以下のホルムアルデヒド化合物の一部とを混合して加熱撹拌し、加熱撹拌中の混合物に、酸触媒と、残余のホルムアルデヒド化合物とを逐次添加する方法:のいずれかで重縮合反応を行なう製造方法により得られた高反応性変性フェノール樹脂と、エポキシ樹脂とを含むことを特徴とする変性フェノール樹脂成形材料。

IPC (4件)：

C08G 8/00 ,  C08G 59/62 ,  H01L 23/29 ,  H01L 23/31

FI (3件)：

C08G 8/00 A ,  C08G 59/62 ,  H01L 23/30 R

Fターム (40件)：

4J033DA11 ,  4J033DA12 ,  4J033DA13 ,  4J033DA21 ,  4J033GA08 ,  4J033HB03 ,  4J033HB06 ,  4J036AA01 ,  4J036AB01 ,  4J036AB11 ,  4J036AC03 ,  4J036AC08 ,  4J036AD07 ,  4J036AD08 ,  4J036AD09 ,  4J036AD17 ,  4J036AF06 ,  4J036AG05 ,  4J036AJ18 ,  4J036DB15 ,  4J036DB17 ,  4J036DC03 ,  4J036DC06 ,  4J036DC09 ,  4J036DC10 ,  4J036DC41 ,  4J036DC46 ,  4J036DD07 ,  4J036DD09 ,  4J036FA03 ,  4J036FA05 ,  4J036FB08 ,  4J036FB15 ,  4J036GA04 ,  4J036GA20 ,  4J036HA12 ,  4J036JA07 ,  4M109AA01 ,  4M109CA21 ,  4M109EA01

引用特許：

審査官引用 (6件)

• 石油系重質油類又はピッチ類変性フェノール樹脂、そ の成形材料及びそれからの成形体
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平6-077763   出願人：鹿島石油株式会社
• フェノール樹脂の製造方法
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平4-290678   出願人：群栄化学工業株式会社
• 特開平1-311040
  
• ポリフェノール類の製造法、ポリフェノール類の縮合体の製造法およびエポキシ樹脂組成物
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平5-165587   出願人：日本石油株式会社
• 高反応性変性フェノール樹脂の製造方法、該樹脂を含有する成形粉、電気・電子部品用材料及び半導体封止材
  公報種別：公開公報   出願番号：特願平7-022339   出願人：鹿島石油株式会社
• 特開平1-311040