特許
J-GLOBAL ID:200903093390549672

遺伝子発現の細胞質阻害

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-502208
公開番号(公開出願番号):特表平10-501968
出願日: 1995年05月26日
公開日(公表日): 1998年02月24日
要約:
【要約】本発明の1つの観点は、真核細胞の細胞質における抑制性RNA の発現のための新規遺伝子構造体を提供することである。その抑制性RNA はアンチセンスRNA 又はコーサプレッサーRNA であり得る。本発明の遺伝子構造体は真核細胞の細胞質において複製することができ、そしてコードするポリヌクレオチドとの機能的組合せでプロモーター領域を含んで成る。その遺伝子構造体は植物細胞、酵母細胞及び哺乳類細胞の細胞質において複製するように企画され得る。興味ある真核細胞が植物細胞である場合、遺伝子構造体は好ましくは、植物RNA ウィルスに由来する。植物ウィルス由来された遺伝子構造体は、RNA コード領域との機能的組合せでトバモウィルスからのサブゲノムプロモーターを包含する植物ウィルスサブゲノムプロモーターを用いることができる。本発明のもう1つの観点は、本発明の遺伝子構造体を含んで成る細胞及び多くのそのような細胞を含んで成る生物を提供することである。本発明のさらにもう1つの観点は、真核細胞における興味ある遺伝子の発現を減じるための方法、すなわち興味ある遺伝子の減じられた発現レベルを示す真核細胞を生成するための方法を提供することである。本発明の方法は、RNA コード領域が興味ある遺伝子に対して特異的である本発明の遺伝子構造体により細胞をトランスフェクトする段階を含んで成る。本発明のもう1つの観点は、高レベルのカロテノイドフィトエンを生成する植物細胞を提供することである。その高められたレベルのフィトエンは、本発明のベクターを用いて酵素フィトエンデサチュラーゼでの発現を阻害することによって達成される。
請求項(抜粋):
標的遺伝子インヒビターRNA をコードするポリヌクレオチドとの機能的組合せでプロモーター領域を含んで成る、真核細胞の細胞質において複製できる遺伝子ベクター。
IPC (4件):
C12N 15/09 ZNA ,  A01H 5/00 ,  C12N 1/19 ,  C12N 5/10
FI (5件):
C12N 15/00 ZNA A ,  A01H 5/00 A ,  C12N 1/19 ,  C12N 5/00 B ,  C12N 5/00 C
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭63-014693
  • 特開昭63-014693
引用文献:
審査官引用 (2件)
  • Proc.Natl.Acad.Sci.USA(1993),Vol.90,No.2,p.427-430
  • Proc.Natl.Acad.Sci.USA(1993),Vol.90,No.2,p.427-430

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