特許
J-GLOBAL ID:200903093398837189

磁気特性に優れた方向性電磁鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-129798
公開番号(公開出願番号):特開平9-316537
出願日: 1996年05月24日
公開日(公表日): 1997年12月09日
要約:
【要約】【課題】 AlN をインヒビターとする方向性電磁鋼板において、より高磁束密度の鋼板を安定して得ることのできる製造方法を提案する。【解決手段】 熱間圧延における仕上圧延の開始温度を1000〜1230°C、終了温度を800 〜1100°Cとし、かつ、この仕上圧延終了から700 °Cまでの冷却速度を10°C/s以上として650 °C以下で巻き取る。熱延板焼鈍の昇温過程における600 〜800°C間の昇温速度を5〜30°C/sとするとともに、この熱延板焼鈍及び最終冷間圧延前の焼鈍の温度を1125°C以下とする。最終冷間圧延直前の鋼帯の平均結晶粒径を10〜35μm に調整する。最終冷延圧延の圧下率を80〜95%とする。
請求項(抜粋):
Alを0.005 〜0.040 wt%含有する方向性電磁鋼スラブに、粗圧延開始から仕上圧延終了までの時間が450 秒未満である熱間圧延を施したのち、熱延板焼鈍を施し、次いで1回又は中間焼鈍を挟む2回の冷間圧延により最終板厚とした後、一次再結晶焼鈍及び二次再結晶焼鈍を施す方向性電磁鋼板の製造方法において、上記熱間圧延における仕上圧延の開始温度を1000〜1230°C、終了温度を800 〜1100°Cとし、かつ、この仕上圧延終了から700 °Cまでの冷却速度を10°C/s以上として650 °C以下で巻き取ること、上記熱延板焼鈍の昇温過程における600 〜800 °C間の昇温速度を5〜30°C/sとするとともに、この熱延板焼鈍及び最終冷間圧延前の焼鈍の温度を1125°C以下とすること、最終冷間圧延直前の鋼帯の平均結晶粒径を10〜35μm に調整すること及び最終冷延圧延の圧下率を80〜95%とすることの結合を特徴とする磁気特性に優れた方向性電磁鋼板の製造方法。
IPC (2件):
C21D 8/12 ,  H01F 1/16
FI (2件):
C21D 8/12 B ,  H01F 1/16 B

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