特許
J-GLOBAL ID:200903093405232760

車両用サイドインパクトビーム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 菊谷 公男 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-286040
公開番号(公開出願番号):特開平10-109537
出願日: 1996年10月08日
公開日(公表日): 1998年04月28日
要約:
【要約】【課題】 ビーム部から取付ブラケット部への断面形状移行部の加工容易化と剛性向上を図り、かつ遅れ破壊の発生を防止する。【解決手段】 ビーム部3端部から先端方向に切り欠き21によりアーム24、25が形成される。素材帯板をプレスにより円形断面のビーム部3に成形する際に、アームの外側縁部も同じく突き合わせ状態とされ、展開時の切り欠き21の内側縁部fが、成形状態でビーム部端から次第に外方向に開いて断面形状移行部28を形成し、両アームの先端所定範囲wを取付ブラケット部4とする。アームの切り欠きの内側縁部fは、取付ブラケット部4の最外側に連なる。突き合わせ部6を室内側に向け、取付ブラケット部4をドアに固定すると、車外からの負荷を受けても内側縁部fを裂く方向の負荷を受けないので切り欠きを大きくでき、加工が容易で、複雑な残留応力を生じない。
請求項(抜粋):
高張力鋼板をプレス加工して形成され、円形の横断面をもつビーム部と該ビーム部の両端に設けられた車体に対する取付ブラケット部とを備える車両用サイドインパクトビームであって、前記高張力鋼板はプレス加工前の平板状態において両端に切り欠きを有してそれぞれ両側縁にそう2つのアームが形成された帯板状であって、前記両側縁を突き合わせ部として前記切り欠き間をビーム部に形成するとともに、前記アームを前記両側縁を突き合わせ部として前記ビーム部側からアーム先端側へ進むに従って切り欠き縁を次第に外方へ開いて断面形状移行部とし、アーム先端部を前記取付ブラケット部としたことを特徴とする車両用サイドインパクトビーム。

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