特許
J-GLOBAL ID:200903093432202325
ポリアクリロニトリル共重合体選択透過膜およびその製造方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
古谷 馨 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-212634
公開番号(公開出願番号):特開平5-184891
出願日: 1992年08月10日
公開日(公表日): 1993年07月27日
要約:
【要約】【目的】 浸透気化、蒸気透過又は浸透抽出法による有機物同士又は水/有機物混合物の分離において、種々の有機物質および広範囲な濃度領域に対して、十分な耐久性と高い透過速度および分離係数を有する分離膜を提供する。【構成】 70°Cの80重量%酢酸水溶液を供給液として用い、膜厚み5〜30μmの緻密な均一膜の浸透気化性能を測定した時、透過速度Q(kg/m2・hr) と膜厚みL(μm)との積(QL)≧0.5 kg・μm /m2・hr、分離係数α≧10および logα≧-1.77×log(QL)+2.77を満足して水が選択的に透過する性能を示し、アクリロニトリルモノマー単位90モル%以上97モル%以下と、特定の共重合モノマーとから構成されるポリアクリロニトリル共重合体を膜素材とする選択透過膜。
請求項(抜粋):
アクリロニトリルモノマー単位90モル%以上97モル%以下と、一般式(I)R1(R2)C=C(R3)R4 (I)(式中、R1,R2,R3およびR4は、全てが水素原子である場合および1個がメチル基で3個が水素原子である場合を除き、それぞれ水素原子、並びにアルキル基、水酸基、カルボキシル基、酸無水物基、アミド基、イミド基、スルホン酸基、リン酸基、アミノ基、ピリジル基、グリシジル基、およびこれらの誘導体を含有する有機基より選ばれる置換基を表す。)で示される共重合モノマー群から選ばれる一種類以上の共重合モノマー単位とから構成されるポリアクリロニトリル共重合体の少なくとも一種からなる選択透過膜であって、70°Cの80重量%酢酸水溶液を供給液として用い、膜厚み5〜30μmの緻密な均一膜の浸透気化性能を測定した時、透過速度Q(kg/m2・hr) と膜厚みL(μm)との積(QL)≧0.5 kg・μm /m2・hr、分離係数α≧10および logα≧-1.77×log(QL)+2.77を満足して水が選択的に透過する性能を示す共重合体を膜素材としてなることを特徴とする有機物同士又は水/有機物混合物の分離用のポリアクリロニトリル共重合体選択透過膜。
引用特許:
審査官引用 (3件)
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特開平3-077632
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特開昭56-111005
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特開昭49-043878
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