特許
J-GLOBAL ID:200903093462772347
ファージ溶原菌を利用したDNA代謝系にダメージを与える物質を検出する方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
清水 初志 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-387619
公開番号(公開出願番号):特開2003-180394
出願日: 2001年12月20日
公開日(公表日): 2003年07月02日
要約:
【要約】【課題】 化合物におけるDNA代謝系にダメージを与える活性を評価する方法、および該方法を利用したDNA代謝系をターゲットとする抗菌剤または抗癌剤の簡便なスクリーニング方法の提供を課題とする。【解決手段】 ファージ溶原菌においては、DNA二重鎖切断等のDNA代謝系のダメージにより、プロファージが誘発され、その際、溶菌が起こる。本発明者らは、ファージ溶原菌の菌体内で、レポーター遺伝子を発現させておき、プロファージの誘発に伴う溶菌によって放出される該レポーター遺伝子産物の活性を指標とすることにより、被検化合物についてDNA代謝系にダメージを与える活性を有するか否かを評価できる方法を開発した。この評価方法を利用することにより、抗菌剤または抗癌剤のスクリーニングが可能となった。
請求項(抜粋):
化合物のDNA代謝系にダメージを与える活性を評価する方法であって、(a)レポーター遺伝子を発現するファージ溶原菌であって、該溶原菌のDNA代謝系にダメージが生じると溶菌するファージ溶原菌を提供する工程、(b)工程(a)のファージ溶原菌に被検化合物を接触させる工程、および(c)ファージ溶原菌の溶菌に伴い菌体外へ放出されるレポーター活性を測定する工程を含み、工程(c)により有意にレポーター活性が検出された場合に、被検化合物がDNA代謝系にダメージを与える活性を有すると評価される方法。
IPC (9件):
C12Q 1/02
, A61K 45/00
, A61P 31/10
, A61P 35/00
, G01N 33/15
, G01N 33/50
, C12N 1/21
, C12N 7/00
, C12N 15/09
FI (9件):
C12Q 1/02
, A61K 45/00
, A61P 31/10
, A61P 35/00
, G01N 33/15 Z
, G01N 33/50 Z
, C12N 1/21
, C12N 7/00
, C12N 15/00 A
Fターム (22件):
2G045AA40
, 4B024AA11
, 4B024BA80
, 4B024CA02
, 4B024DA06
, 4B024FA10
, 4B024GA11
, 4B024GA19
, 4B024HA20
, 4B063QA05
, 4B063QA20
, 4B063QQ91
, 4B063QQ98
, 4B063QR75
, 4B063QS24
, 4B065AA26X
, 4B065AA98X
, 4B065AB01
, 4B065AC20
, 4C084AA16
, 4C084ZB26
, 4C084ZB35
引用文献:
審査官引用 (7件)
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Mutation Research, 1986, Vol. 164, p. 31-40
-
Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 1976, Vol. 73, p. 3700-3704
-
Journal of Virological Methods, 1993, Vol. 45, p. 229-234
-
Journal of Virological Methods, 1993, Vol. 45, p. 229-234
-
Environmental Mutagenesis, 1979, Vol. 1, p. 65-78
-
Journal of Virological Methods, 1993, Vol. 45, p. 229-234
-
Environmental Mutagenesis, 1979, Vol. 1, p. 65-78
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