特許
J-GLOBAL ID:200903093562471026

内燃機関と連続可変変速機との制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 樺山 亨 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-085740
公開番号(公開出願番号):特開平5-092732
出願日: 1992年04月07日
公開日(公表日): 1993年04月16日
要約:
【要約】【目的】 この発明は車両加速度を考慮することによって、変速時のショックを増加させることなく、適正な変速速度で応答性の良い変速制御を行える内燃機関と連続可変変速機との制御装置を提供することにある。【構成】人為的操作部材の操作量θa及び車速Vnより目標変速比ioを設定し、これと実変速比inとの偏差Δiに基づき変速速度Vmを設定し、更に目標と実際の車体加速度との偏差Δωvを求め、この加速度偏差Δωvを無くすために必要なエンジン出力トルク補正量ΔTe相当のエンジン出力を求め、実現可能であるとエンジン出力トルク補正量ΔTe相当のエンジン出力に基づきスロットル弁9を制御し、実現不可能であるとエンジン出力を制限してスロットル弁9を制御する。そしてエンジン出力が制限されたとき、これによって不足するエンジン出力トルク補正量ΔTm相当の減算分変速速度Vmtに基づき、変速速度を補正して、変速速度Vm1で連続可変変速機35を制御する。
請求項(抜粋):
車両に搭載された内燃機関と、同内燃機関と駆動車輪との間の駆動力伝達系に設けられ変速比を連続的に切り替えられる連続可変変速機と、をそれぞれ制御する内燃機関と連続可変変速機との制御装置において、上記内燃機関の吸気系に設けられ、人為的操作部材の操作とは独立して制御可能な吸入空気量調整手段と、上記人為的操作部材の操作量を検出する操作量検出手段と、同操作量検出手段によって検出された上記人為的操作部材の操作量に基づき上記連続可変変速機の目標変速比を設定する目標変速比設定手段と、上記連続可変変速機の実際の変速比を検出する変速比検出手段と、上記目標変速比設定手段によって設定された目標変速比と上記変速比検出手段によって検出された実際の変速比との偏差を求める変速比偏差算出手段と、上記変速比偏差算出手段によって求められた変速比偏差に基づき変速比の変化量である変速速度を設定する変速速度設定手段と、少なくとも上記車両の実際の車体加速度を含む上記車両の運転状態を検出する運転状態検出手段と、上記運転状態検出手段によって検出された運転状態に基づき上記車両の目標車体加速度を設定する目標加速度設定手段と、同目標加速度設定手段によって設定された目標車体加速度と上記運転状態検出手段によって検出された実際の車体加速度との偏差を求める加速度偏差算出手段と、同加速度偏差算出手段により求められた加速度偏差をなくすために必要なエンジン出力トルク補正量を設定するエンジン出力トルク補正量設定手段と、同エンジン出力トルク補正量設定手段によって設定されたエンジン出力トルク補正量に等しいエンジン出力の変更が実現可能な時には上記エンジン出力トルク補正量に基づき上記吸入空気量調整手段を制御し、実現不可能であるときには上記エンジン出力トルク補正量をエンジン出力の変更が実現可能な所定範囲内に制限し、制限後の上記エンジン出力トルク補正量に基づき上記吸入空気量調整手段を制御するエンジントルク制御手段と、上記エンジントルク制御手段により上記エンジン出力トルク補正量が上記所定範囲内に制限されたとき、上記エンジントルク制御手段による制限によって不足するエンジン出力トルク補正量に基づき、上記変速速度設定手段で設定された変速速度を補正して出力する変速速度補正手段と、同変速速度補正手段から出力された変速速度となるように上記連続可変変速機を制御する変速制御手段と、により構成したことを特徴とする内燃機関と連続可変変速機との制御装置。
IPC (4件):
B60K 41/12 ,  F02D 29/00 ,  F02D 41/04 310 ,  F02D 45/00 330

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