特許
J-GLOBAL ID:200903093591983290

3次元光メモリを用いた中性子分光計、リアルタイム線量計、および方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山本 秀策
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-529194
公開番号(公開出願番号):特表平10-503588
出願日: 1995年05月10日
公開日(公表日): 1998年03月31日
要約:
【要約】放射線の線量測定方法およびそれに関連した装置であって、該複数のメモリ位置を有する3次元光メモリ素子(20)に情報を格納するステップと、その後、該光メモリ素子を中性子その他の高LET放射線に曝すことによって、該光メモリ素子が曝された該放射線の関数として該光メモリ素子に格納された該情報を変更するステップと、該変更された情報を該光メモリ素子から取り出すステップとを含むことを特徴とする。好ましい実施形態においては、該変更された情報の引き続く分析は、ニューラルネットワークコンピュータ装置(30)を使用して行われる。該変更された情報は、放射線線量およびエネルギー両方の測定を行うために用いられる。光メモリは、感光性の化学ドーパント分子でドープされたある体積の透明なポリマー、特に、スピロベンゾピランを備えている3-D ORAM(20)であってもよい。また、中性子およびその他のタイプの放射線をモニターする分光計(40)、放射線被曝のリアルタイムモニターを提供する電子線量計(50)、および関連した方法論は、すべて、光メモリ素子を用いることに基づく。
請求項(抜粋):
高LET放射線の線量を測定する方法であって、 第1のエネルギー状態から第2のエネルギー状態に複数のメモリ位置を励起することによって、該複数のメモリ位置を有する3次元光メモリ素子に情報を格納するステップと、 該光メモリ素子を高LET放射線に曝すことによって、該光メモリ素子が曝された該放射線の関数として該光メモリ素子に格納された該情報を変更するステップであって、該励起されたメモリ位置は、該放射線と該光メモリ素子を構成する分子との間の局所化された相互作用を介して該第2のエネルギー状態から該第1のエネルギー状態に戻る、ステップと、 該メモリ位置を読み、該第1のエネルギー状態に戻された該メモリ位置の空間的な分布を決定することによって、該変更された情報を該光メモリ素子から次の分析のために取り出すステップと、 該光メモリ素子から取り出された該変更された情報を分析し、該光メモリ素子から放射線の線量情報を抽出するステップであって、該分析するステップは、該第1のエネルギー状態に戻された該メモリ位置の該空間的な分布の関数として放射線エネルギーを決定するニューラルネットワークコンピュータ装置を使用することを含む、ステップと を包含する方法。

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