特許
J-GLOBAL ID:200903093600888785
画像認識装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
森田 寛
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-344489
公開番号(公開出願番号):特開平5-174149
出願日: 1991年12月26日
公開日(公表日): 1993年07月13日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、制約条件を緩和し、目的とする画像を画面内のどこにあるかを正確に求め、この結果に基づき対象を認識できるようにすることを目的としている。【構成】 認識対象となる物体画像を粗くモザイク化し、これを探索時の対象画像の特徴として用いて、未知画像を走査しおおよその位置と大きさとを見つける。次に、認識対象となる物体画像を細かくモザイク化し、これを用いて、既に得られた大まかな位置付近を走査し正確な位置と大きさとを見つける。さらに、認識対象物体画像を細かくモザイク化し、未知画像のモザイクとのマッチングをとる。
請求項(抜粋):
予め、認識対象となる自然画像を大きなブロックサイズでM×Nに分割し、各ブロックの濃淡あるいはカラーの代表値を算出して辞書データとして記憶する第1の手段と、同じく、予め、当該認識対象の自然画像を小さなブロックサイズでM’×N’に分割し、各ブロックの濃淡あるいはカラーの代表値を算出して辞書データとして記憶する第2の手段と、同じく、予め当該認識対象の自然画像をさらに小さなブロックサイズでM”×N”に分割し、各ブロックの濃淡あるいはカラーの代表値を算出して辞書データとして記憶する第3の手段と、未知の自然画像が入力として与えられたとき、入力画像を大きなブロックサイズでP×Qに分割して各ブロックの代表値を算出し、この中から任意のM×Nの領域を取り出して第1の手段で得られた代表値群とのなす距離を算出し蓄積する第4の手段と、P×Qの全領域にわたって第4の手段を繰り返し適用し、得られた距離の中から最小値を求め、この最小値が予め与えられた閾値より小さいとき、入力画像中の最小値を導いた位置に認識対象画像に相当する画像があると判定し、一方、最小値が閾値より大きいとき、入力画像内に認識対象画像に相当する画像が存在しないと判断する第5の手段と、第5の手段で、或る位置に認識対象有りと判定されたとき、入力画像中の該当位置の近傍のM×N領域を小さなブロックでP’×Q’に分割し各ブロックの代表値を算出し、この中から任意のM’×N’の領域を取り出して第2の手段で得られた代表値群とのなす距離を算出しこれを蓄積する第6の手段と、P’×Q’の全領域にわたって第6の手段を繰り返し適用し、得られた距離の中から最小値を求め、この時のM’×N’画像の位置と大きさを認識対象画像の位置と大きさとする第7の手段と、第7の手段で得られた入力画像中の該当位置と大きさの領域を、より小さなブロックサイズでM”×N”に分割して各ブロックの代表値を算出し、第3の手段で得られた代表値群とのなす距離を算出し、これが或る閾値以下ならば認識対象画像であると特定する第8の手段を有することを特徴とする画像認識装置。
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