特許
J-GLOBAL ID:200903093652544073

データ視覚化装置および方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 頓宮 孝一 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-159909
公開番号(公開出願番号):特開平6-036046
出願日: 1992年06月19日
公開日(公表日): 1994年02月10日
要約:
【要約】【目的】 ボリューム・データ領域の境界と視線との交点を計算することなく、高速にボリューム・レンダリングを行う。【構成】 ボリューム・データ領域の境界をなす多数の境界面のうち例えば視点を向いているものを選び、視点からの距離に応じてソートし、ソートの順に境界面を選び、スキャン・コンバージョンにより、当該境界面に対応する投影面上の画素群を決定する。当該境界面ごとに、画素を通っていく視線に沿って、行き止まりの境界面に至るまで画素値を計算していく。行き止まりの境界面かどうかは、ボリューム・データ領域を規定する多数の部分立体についての情報から知ることができる。視線が再度ボリューム・データ領域に進入するときには他の境界面でのちに加算すべき画素値が計算され、前の画素値に加算される。視点を向いている境界面についてすべて処理が終わると、視線すべてについて処理が終了したのと同じになる。
請求項(抜粋):
3次元空間の所定の領域に分布するデータを色情報および不透明度情報に変換し、この色情報および不透明度情報に基づいて上記データをグラフィックス表示するデータ視覚化装置において、上記データが分布する各点を頂点とする複数の多面体を規定する情報を記憶する手段と、上記多面体の構成面のうち、上記領域の境界をなし、かつ視点方向を向いているものを選択して視点との距離に基づいてソートを行う(または視点方向と逆方向を向いているものを選択して視点との距離に基づいてソートを行う)手段と、選択された上記構成面を上記ソートの順に指定して、(a)視点、投影面の画素および当該構成面の点を結ぶ視線を決定する処理、(b)当該視線と当該当該構成面との交点から当該視線と上記所定の領域の他の境界との交点までの間にある多面体を決定する処理、(c)上記視線に沿う色情報および不透明情報を上記(b)の処理で決定された多面体の頂点に分布するデータに基づいて生成する処理、および(d)上記生成された色情報および不透明情報に基づいて画素値を決定する処理、を実行する手段と、上記画素値をストアする記憶手段と、視点方向を向いている(または視点方向と逆方向を向いている)1個の多面体に関連して生成した画素値がすでにあり、かつ当該画素について視点方向を向いている(または視点方向と逆方向を向いている)他の多面体に関連して画素値を計算するときには、すでにある画素値に累積して新たな画素値を計算していく手段と、上記記憶手段にストアされている画素値に基づいてグラフィックス表示を行う表示手段とを有することを特徴とするデータ視覚化装置。

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