特許
J-GLOBAL ID:200903093670758978

内燃機関のバルブタイミング変更装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-043115
公開番号(公開出願番号):特開平9-236003
出願日: 1996年02月29日
公開日(公表日): 1997年09月09日
要約:
【要約】【課題】 カムシャフトに生じるトルク変動に起因した圧力室内への空気の混入を抑制し、バルブタイミング制御における制御性の悪化を防止する。【解決手段】 吸気側カムシャフトに位相変更機構を設ける。同機構は、ハウジング28とその内部に設けられたベーン29と、ベーン29の両側に形成された進角側圧力室13及び遅角側油圧室14を有する。ベーン29を吸気側カムシャフトに形成された拡径部の先端側側面に一体回転可能に固定する。拡径部21の外周にドリブンギヤ22を回転可能に設け、同ギヤ22にハウジング28を一体回転可能に固定する。拡径部の先端側周縁部に面取加工を施して油溝21aを形成し、同溝21aとベーン29によって各油圧室13,14を連通する連通路51を形成する。ハウジング28の先端側周縁部に面取加工を施し、同周縁部とカバー38によって環状の油空間52を形成する。
請求項(抜粋):
同一軸を回転軸として回転する第1回転体及び第2回転体を含み、第1回転体には前記カムシャフトの径方向に延びる凸部が形成され、第2回転体には同径方向に延びる凹部が形成され、前記凹部内に凸部が配置された状態に両回転体が組み合わせられるとともに、カムシャフトの回転方向において前記凸部の両側には、同凸部と前記凹部とによって区画される圧力室がそれぞれ形成された位相変更機構と、前記各圧力室に対して、所定圧力の液体を供給するための液体供給手段とを備え、前記両回転体の一方を内燃機関の駆動軸に駆動連結するとともに、他方をカムシャフトに駆動連結し、前記液体供給手段により圧力室に供給される液圧を調整して前記両回転体の相対的な回転位相を変更することにより、前記駆動軸に対するカムシャフトの回転位相を変更し、同シャフトにより開閉駆動されるバルブの開閉タイミングを変更するようにした内燃機関のバルブタイミング変更装置において、前記各圧力室内の液体が外部に漏出可能な液体移動経路の途中に液体貯留空間を配設し、液圧の増加した一方の圧力室から液体移動経路内に移動した液体を前記液体貯留空間内にて貯留するとともに、同空間内の液体を前記液体移動経路を通じて液圧の減少した他方の圧力室内に流入させるようにしたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング変更装置。
IPC (2件):
F01L 1/34 ,  F01M 11/00
FI (2件):
F01L 1/34 E ,  F01M 11/00 U

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