特許
J-GLOBAL ID:200903093702373933

メタロセン化合物の新規な合成方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 葛和 清司 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-107170
公開番号(公開出願番号):特開平11-292891
出願日: 1998年04月03日
公開日(公表日): 1999年10月26日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 架橋メタロセン化合物を立体選択的に効率よく合成する方法を提供する。【解決手段】 一般式Iの4族遷移金属化合物と、一般式II(M2)+(L1)--C-(L2)-(M2)+ (II)の化合物を反応させて一般式IIIのメタロセン化合物を合成し、さらにハロゲン化して一般式IVのハロゲン化メタロセン化合物を合成する。一般式IVの化合物の具体例にはエチレンビス(1-インデニル)ジルコニウム(N-メチルアニリド)クロライドがある。
請求項(抜粋):
下記一般式(I)【化1】(式中、M1は4族遷移金属原子を表わし、Aは15族または16族ヘテロ原子を表わし、Bは14族典型元素を表わし、R1及びR2は、それぞれ独立してヘテロ原子を含んでもよい炭素原子数1〜30の炭化水素基または水素原子を表わし、Xは各々独立して互いに同じでも異なってもよいハロゲン原子あるいは炭素原子数1〜10の酸素原子及び/又は硫黄原子含有基を表わし、R1及びR2は、R1またはR2と各々結合してA、B、及び/またはM1を含む環を構成してもよく、M1にはエ-テル類またはアミン類が1〜50の配位数で配位していてもよく、またp及びqは夫々独立して0、1又は2を表わし、p+qは1又は2であり、rは1又は2を、sは2又は3を表わし、ただしrが1のとき、sは3であるものとし、rが2のとき、sは2、pは1又は2、qは0又は1であるものとする。)で表される4族遷移金属化合物と、下記一般式(II)(M2)+(L1)--C-(L2)-(M2)+ (II)(式中、L1及びL2は互いに同じでも異なってもよいシクロペンタジエニル基、置換シクロペンタジエニル基、インデニル基、置換インデニル基、アズレニル基、置換アズレニル基、フルオレニル基、または置換フルオレニル基を表わし、CはL1及びL2を連結する炭素原子数1〜20の炭化水素基、炭素原子数1〜20の炭化水素基を有してもよいシリレン基、オリゴシリレン基、またはゲルミレン基を表わし、M2は1族または2族典型金属元素を表わし、また、M2にはエ-テル類またはアミン類が1〜50の配位数で配位していてもよい。)で表される化合物を反応させることを特徴とする、下記一般式(III)【化2】(式中、M1、A、B、R1、R2、X、L1、L2、C、p、q、rは夫々前記と同義であり、またtはs-2を意味し、またM1にはエ-テル類またはアミン類が1〜50の配位数で配位していてもよい。)で表されるメタロセン化合物の合成方法。

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