特許
J-GLOBAL ID:200903093745096305
FMCWレーダ装置
発明者:
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
松村 博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-036154
公開番号(公開出願番号):特開平10-232281
出願日: 1997年02月20日
公開日(公表日): 1998年09月02日
要約:
【要約】【課題】 FMCWの三角波による周波数変調の勾配誤差、即ち、上り,下りのアンバランス及び絶対値誤差があっても、目標物までの相対距離、相対速度を精度良く求める。【解決手段】 三角波の上りと下りの勾配で生じるビート波周波数の和と、予め想定していた三角波の上り,下りの勾配の平均周波数変調度aとから、第1距離推定手段1で目標物までの距離R1を推定し、得られた距離の時間差分から第1速度推定手段2により目標物との相対速度V1を推定する。前記R1とV1とから、暫定周波数変調度推定手段3で暫定周波数変調度bu,bdを推定し、そのbu,bdと第1距離推定手段1で得られた距離R1から、さらに精度良い目標物との相対速度V2を求める。さらに、速度V2と第1速度推定手段2で得られた速度V1とから、平均周波数変調度比推定手段5により平均周波数変調度比pを推定し、第1距離推定手段1で得られた距離R1と前記平均周波数変調度比pを用いて第2距離推定手段6でさらに精度良い位置R2を求める。
請求項(抜粋):
直線的な周波数変調を三角波の繰り返しで施した送信波と、目標物で反射して戻ってきた受信波とのビートから目標物との距離,速度を検出するFMCWレーダ装置であって、前記三角波の上りと下りの勾配で生じるビート波周波数の和と、予め想定していた三角波の上り,下りの勾配の平均周波数変調度a(単位時間当たりの周波数変化の絶対値)とから、目標物までの距離R1を推定する第1距離推定手段と、前記第1距離推定手段で得られた距離R1の時間差分から目標物との相対速度V1を推定する第1速度推定手段と、予め想定していた三角波の上り,下り勾配の平均周波数変調度aと、真の三角波の上り,下り勾配の周波数変調度au,adの平均との比である平均周波数変調度比2a/(au+ad)をpとして、前記第1距離推定手段で得られた距離と前記第1速度推定手段で得られた速度から、平均周波数変調度比と三角波の上り勾配の真の周波数変調度との積bu(=p×au)、平均周波数変調度比と下り勾配の真の周波数変調度との積bd(=p×ad)を推定する暫定周波数変調度推定手段と、その暫定周波数変調度bu,bdと前記第1距離推定手段で得られた距離から、さらに精度良い目標物との相対速度V2を求める第2速度推定手段と、前記第2速度推定手段で得られた速度V2と前記第1速度推定手段で得られた速度V1とから、上記予め想定していた三角波の上り,下り勾配の平均周波数変調度aと、真の三角波の上り,下り勾配の周波数変調度au,adの平均との比pを推定する平均周波数変調度比推定手段と、前記第1距離推定手段で得られた距離R1と、前記平均周波数変調度比推定手段で得られた平均周波数変調度比pとから、さらに精度良い距離R2を求める第2距離推定手段とから構成されたことを特徴とするFMCWレーダ装置。
IPC (3件):
G01S 13/34
, G01S 13/50
, G01S 13/58
FI (3件):
G01S 13/34
, G01S 13/50 A
, G01S 13/58
前のページに戻る