特許
J-GLOBAL ID:200903093747715410

緑色植物と酵素固定電極を利用した生物燃料電池

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-381866
公開番号(公開出願番号):特開2005-149771
出願日: 2003年11月11日
公開日(公表日): 2005年06月09日
要約:
【課題】 藻類が行う光合成反応と生物燃料電池の原理を利用して、太陽光に依存して半永久的な発電を可能にする植物型生物燃料電池を提供すること。 【解決手段】 糖産生共生藻培養槽でミドリゾウリムシ(Paramecium bursaria)由来の共生藻によって産生された糖を酵素によって転換して得られるグルコースをマイクロフィルタを介して陰極室に導入・濃縮せしめ、該グルコースを陰極に固定化された過酸化水素産生酵素によって酸化して電子を取り出しまた、過酸化水素産生共生藻培養槽でパラコートの存在下に産生された過酸化水素をマイクロフィルタを介して陽極室に導入して陽極に固定化された過酸化水素消去酵素によって分解し電子を受容する反応によって起電力を生ぜしめるようにした緑色植物と酵素固定電極を利用した生物燃料電池。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
過酸化水素産生酵素を固定化した陰極を有する陰極室と、過酸化水素消去酵素を固定化した陽極を有する陽極室と、ミドリゾウリムシ(Paramecium bursaria)由来の共生藻を培養するとともに該共生藻が産生する糖を分解酵素(maltase)を用いてグルコースに転換する糖産生共生藻培養槽と、ミドリゾウリムシ由来の共生藻を培養するとともに該共生藻が死滅しない範囲内の濃度のパラコートの存在下に光化学反応によって過酸化水素を発生する過酸化水素産生共生藻培養槽とからなり、前記糖産生共生藻培養槽で産生された糖を酵素(maltase)によって転換して得られるグルコースをマイクロフィルタを介して陰極室に導入せしめさらに、該グルコースを陰極に固定化された過酸化水素産生酵素によって酸化して電子を取り出しまた、前記過酸化水素産生共生藻培養槽で産生された過酸化水素をマイクロフィルタを介して陽極室に導入して陽極に固定化された過酸化水素消去酵素によって分解し電子を受容する反応によって起電力を生ぜしめるよう構成してなる緑色植物と酵素固定電極を利用した生物燃料電池。
IPC (1件):
H01M8/16
FI (1件):
H01M8/16
引用特許:
出願人引用 (1件)

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