特許
J-GLOBAL ID:200903093751233950

継手部の脆性破壊伝播停止性能の優れた溶接用構造用鋼とその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 茶野木 立夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-000812
公開番号(公開出願番号):特開平6-207241
出願日: 1993年01月06日
公開日(公表日): 1994年07月26日
要約:
【要約】 (修正有)【構成】 Ac3 点以上の温度の鋼片もしくは鋼板を、圧延中途中水冷時の板厚をt0 、製品板厚をtとした時、表層から少なくとも板厚方向に0.05×t0 /t(mm)以上の領域を2°C/sec以上の冷速でAr3 点以下まで急冷して、その後、当該表層部がAr3 点以下の温度から圧延を開始もしくは再開し、一旦Ar3 変態点以下となった表層部の温度が(Ac3 -30)°C以下の温度で、かつ板厚中心部の温度がAr3 点-50°C以上Ar3 点+10°C以下の範囲で圧延を終了し、その後表層部が少なくともAr1 点迄を当該表層部を1°C/sec以上の冷速で冷却する。【効果】 従来高Ni系鋼でしか達成し得なかった溶接継手部の脆性破壊伝播停止性能を、破壊経路を制御して飛躍的に向上させる高継手アレスト鋼が生産性よく経済的に安定して得られる。
請求項(抜粋):
円相当粒径が3μm以下の組織が70%以上存在し、隣接する結晶粒どうしで結晶方位の等しい粒から構成されるコロニーのアスペクト比(長軸径/短軸径の比)が4以上である表層組織が板厚の5%以上存在し、かつ板厚内部の集合組織発達程度を示す圧延面での(100)面のX線面強度比が、1.5以上を有する組織から構成される複層組織よりなることを特徴とする継手部の脆性破壊伝播停止性能の優れた溶接用構造用鋼。
IPC (2件):
C22C 38/00 301 ,  C21D 8/00
引用特許:
審査官引用 (2件)

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