特許
J-GLOBAL ID:200903093779203763
高分子量ポリアニリンの安定濃厚溶液とそれからなる物品
発明者:
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出願人/特許権者:
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代理人 (1件):
朝日奈 宗太 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-542924
公開番号(公開出願番号):特表2001-503449
出願日: 1997年05月29日
公開日(公表日): 2001年03月13日
要約:
【要約】高分子量ポリアニリンの安定濃縮溶液。高品質の繊維や良好な機械特性を有する他の物品を加工するためには、選ばれたポリマーの溶液濃度を15〜30重量%の範囲内にすべきことは知られている。さらに、ポリマーの溶解特性と矛盾することなく、最も高分子量のものを用いることが好ましい。しかしながら、このような溶液は、本質的には不安定であり、加工がなされる前にゲルを形成する。本発明は、ゲル化抑制剤(GIs)をポリマー溶液に添加し、それによって溶解した高分子量(Mw>120,000、Mn>30,000)のエメラルジン塩基型ポリアニリンの高濃度溶液(>15重量%)を生成する。第2級アミンは、それらの助溶剤として用いられてきたものと比較して低い濃度で、この目的のために用いられてきた。この溶液は長い時間安定であるので、生成した溶液は優れた繊維、フィルム、コーティングや他の物品を形成するために有用であり、GIは非常に低い濃度で存在するので、ポリマーの劣化を引き起こすことはない。有用であることがわかったGIは、助溶剤としては機能せず、溶液のゲル化時間はGIの濃度に比例することが実証された。とくに、もしこえたならば、物品の構造的および電気伝導的な崩壊が生じるようなGIの好ましい濃度が存在する。溶液を加熱することによって、著しく溶解性が改良される。
請求項(抜粋):
(a)ポリアニリンの溶媒とゲル化抑制剤を、ポリアニリン四量体繰返単位に対するゲル化抑制剤のモル比が0.1〜5.0であるように混合し、それによって溶液を生成し、 (b)このようにして調製した溶液にポリアニリンを溶解させる という工程からなる15重量%より高い濃度のMw>120,000、Mn>30,000であるポリアニリンのエメラルジン塩基型ポリアニリンを有する溶液の製造方法。
IPC (4件):
C08G 73/00
, C08J 5/18
, D01F 6/26
, H01B 1/12
FI (4件):
C08G 73/00
, C08J 5/18
, D01F 6/26
, H01B 1/12 G
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