特許
J-GLOBAL ID:200903093801737858

高温再充電可能な電気化学電池

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川口 義雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-265436
公開番号(公開出願番号):特開平8-185888
出願日: 1995年10月13日
公開日(公表日): 1996年07月16日
要約:
【要約】【課題】 エネルギー密度を高くした電池を提供する。【解決手段】 アノードアルカリ金属と液体電解質をそれぞれ納めるためのアノード隔室と液体電解質を構成するケーシング(12、14)を各々備え、各電池がアノードと液体電解質が融解する動作温度を有する、電池(10)のバッテリー(42)。隔室は、アノードのアルカリ金属のイオンの導体である固体電解質シートセパレータ(16)によって分離される。ケーシングはセパレータの両側を囲むカソードカバーとアノードカバー(12、14)を含み、カバーは導電性であるが、相互に電気的に絶縁され、かつ電池端子を形成する。セパレータは湾曲した凹形アノード側表面(34、90)を有する。カソードカバーは比較的曲がりにくくてセパレータのカソード側表面(32)から隔てられ、アノードカバーは比較的曲がりやすい。電池はアノード隔室にアルカリ金属がほとんどなく、アノードカバーがセパレータの凹面に入る凸面を有する完全放電状態/過放電状態を有する。
請求項(抜粋):
アルカリ金属アノードを納めるためのアノード隔室と、液体電解質を納めるためのカソード隔室とを画定する電池ケーシングを備え、アノードと電解質が融解する動作温度を有し、アノード隔室は、電池の動作温度においてアノードのアルカリ金属のイオンの導体である固体電解質からなるセパレータによってカソード隔室から分離され、ケーシングはセパレータのカソード側表面を囲むシート材料のカソードカバーと、セパレータのアノード側表面を囲むシート材料のアノードカバーとを含み、カソードカバーとアノードカバーは導電性であって、相互に電気的に絶縁され、かつ電池のカソード端子とアノード端子をそれぞれ形成し、セパレータはシートまたは板の形であって、アノード隔室に面する湾曲した凹形アノード側表面を有し、カソードカバーは比較的曲がりにくくてセパレータのカソード側表面から隔てられ、アノードカバーは比較的曲がりやすく、電池はアノード隔室にアルカリ金属がほとんどない完全放電状態または過放電状態を有し、アノードカバーはセパレータの凹面に納まってアノード隔室の体積を減少させる凸面を有し、電池が充電された時にアルカリ金属のイオンがセパレータを通ってアノード隔室の中に入るのに応答して、アノードカバーはセパレータから離れる向きに曲がってアノード隔室の体積を増加させることができる、高温再充電可能な電気化学電池。

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