特許
J-GLOBAL ID:200903093806167553

無段変速機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 弘 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-123780
公開番号(公開出願番号):特開平10-318350
出願日: 1997年05月14日
公開日(公表日): 1998年12月04日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 HMT全体の伝達効率の可及的な向上を図り得るロックアップ運転を実現する。【解決手段】 機械式トランスミッション(3;MT)を入力軸1と出力軸2との間に介装し、静液圧式トランスミッション(4;HST)を並設する。モータ軸62とMTとを断続切換可能に接続する第1モータクラッチ機構17と、モータ軸を非回転状態に固定する第2モータクラッチ機構18とを設け、第1モータクラッチ機構を遮断してモータ軸を自由に空転可能にすることによりロックアップ運転に切換える。特に運転モードの切換回転数等の可変斜板51が最大斜板角度にある時にロックアップ切換する場合には可変斜板を中立位置に変更しモータ軸の空転を停止することにより、液圧モータ6のセンタセクション41に対する摺動損失をなくし無負荷損失の発生をなくし、その分の伝達効率の向上を図る。
請求項(抜粋):
動力源に接続される入力軸(1)と、出力軸(2)と、上記入力軸(1)と出力軸(2)との間に介装され複数のクラッチ機構(10〜12)及び複数の遊星歯車機構(7,8)を備えた機械式トランスミッション(3)と、上記入力軸(1)及び出力軸(2)に対し並列に配設され入力側が上記入力軸(1)に接続され出力側が上記機械式トランスミッション(3)を介して上記出力軸(2)に接続された静液圧式トランスミッション(4)とを備え、上記静液圧式トランスミッション(4)は、可変斜板(51)の斜板角度の増減変更制御により上記入力軸(1)からポンプ軸(52)に入力する回転力を所定の吐出圧液に変換する入力側の液圧ポンプ(5)と、所定の傾斜状態の斜板(61)により上記液圧ポンプ(5)からの吐出圧液を回転力に変換してモータ軸(62)を回転させる出力側の液圧モータ(6)とを備え、通常運転において上記機械式トランスミッション(3)と、静液圧式トランスミッション(4)とを変速比に応じて複数の運転モードに分けて作動させることにより、上記入力軸(1)に入力する入力回転を無段階に変速させて上記出力軸(2)に伝達するように構成された無段変速機において、上記静液圧式トランスミッション(4)のモータ軸(62)を上記機械式トランスミッション(3)に対し断続切換可能に連結する第1モータクラッチ機構(17)と、上記出力軸(2)の回転数が特定回転数にある場合に、上記通常運転状態から、上記入力軸(1)から出力軸(2)に対し上記機械式トランスミッション(3)を介してのみ動力伝達を行うロックアップ運転に切換制御するロックアップ切換制御手段(19)と、上記ロックアップ運転を解除して上記通常運転に復帰させるよう切換制御するロックアップ解除制御手段(19)とを備えており、上記ロックアップ切換制御手段(19)は、上記第1モータクラッチ機構(17)を接続状態から遮断状態に切換える第1モータクラッチ遮断制御部と、上記液圧ポンプ(5)の可変斜板(51)の斜板角度が零ではない場合にその斜板角度を上記第1モータクラッチ遮断制御部による切換制御に併せて零に変更する斜板角度変更制御部とを備えており、上記ロックアップ解除制御手段(19)は、上記斜板角度変更制御部により変更された可変斜板(51)の斜板角度をロックアップ運転への切換時点での斜板角度に復帰させる斜板角度復帰制御部と、この斜板角度復帰制御部により上記可変斜板(51)の斜板角度が復帰された状態で上記第1モータクラッチ機構(17)を遮断状態から接続状態に切換える第1モータクラッチ接続制御部とを備えていることを特徴とする無段変速機。
IPC (2件):
F16H 47/04 ,  F16H 61/40
FI (3件):
F16H 47/04 B ,  F16H 47/04 E ,  F16H 61/40 C

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