特許
J-GLOBAL ID:200903093810630268

光学素子のプレス成形方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山下 穣平
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-203771
公開番号(公開出願番号):特開平5-024857
出願日: 1991年07月19日
公開日(公表日): 1993年02月02日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 歩留りよく高精度のガラス成形品を効率よく得る方法を提供する。【構成】 成形ガラス素材を昇温過程にある型内のキャビティ内に導入しガラス素材を型内に挟持した状態で加熱する。型部材の温度がガラス素材の粘度で109 〜1011ポアズに相当する範囲にあり、同じく100.4 ポアズに相当する温度差以上になる設定値に到達し、ガラス素材が昇温状態にあり、ガラス転移点を越えた1012.5〜1011ポアズに相当する温度の範囲の値に達した時点で、上型部材に圧力を掛ける第1のプレス工程、上下型部材を毎分30〜100°Cの降温速度で、冷却し上下型部材の温度が共に1010.4ポアズに相当する温度以上の高温から1013ポアズに相当する温度以下の範囲において、下型部材に圧力を掛ける第2のプレス工程、上下型部材の温度が共に1014ポアズに相当する温度以下であって、冷却工程での温度差より大きくした後、型開きをして離型する工程よりなる。
請求項(抜粋):
光学用の成形ガラス素材を以下の(a)ないし(g)の連続した工程により押圧成形することを特徴とする光学素子のプレス成形方法。(a)成形用胴型部材内に摺動可能に対向配置した上下型部材が昇温過程にある状態で、成形用ガラス素材を、そのキャビティ内に導入する工程。(b)成形用ガラス素材を上下型部材内に挟持した状態で加熱する工程。(c)上下型部材の温度がガラス素材の粘度で109 〜1011ポアズに相当する範囲にあり、同じく100.4 ポアズに相当する温度差以上になる或る設定値に到達し、かつ、成形用ガラス素材が前記(b)工程の昇温状態にあり、ガラス転移点を越えた1012.5〜1011ポアズに相当する温度の範囲の或る値に達した時点で、規定位置まで降下するように上型部材にプレス圧力を掛ける第1のプレス工程。(d)上下型部材を毎分30〜100°Cの降温速度で、上型部材と下型部材の温度差を(c)工程のそれ以上に維持したまま、冷却する工程。(e)前記(d)工程で、上下型部材の温度が共に1010.4ポアズに相当する温度以上の高温から1013ポアズに相当する温度以下の低温の範囲において、下型部材にプレス圧力を掛ける第2のプレス工程。(f)上下型部材の温度が共に1014ポアズに相当する温度以下であって、かつ、上型部材と下型部材との温度差を前記(c)工程での温度差より大きくした後、型開きをして離型する工程。(g)型開き後、上型部材を0.5〜3mmの範囲で上方に移動し、そこで、2秒から15秒の範囲で停止状態を保持し、その後、上型部材を上端まで移動した後、成形品を排出する工程。

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