特許
J-GLOBAL ID:200903093831775436

路面標示線の施工方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 加川 征彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-276121
公開番号(公開出願番号):特開平8-113920
出願日: 1994年10月14日
公開日(公表日): 1996年05月07日
要約:
【要約】【目的】 路面標示線の夜間雨天時の視認性を長期に渡って持続する。【構成】 2〜5mmφの大粒径ガラスビーズ18を含有し,かつ,施工時にこの大粒径ガラスビーズ18が塗膜内で沈降しない程度の分量で配合された沈降防止剤を含有する路面標示材を使用する。この路面標示材をスリット工法により,大粒径ガラスビーズ18の径より大なる膜厚にて路面に塗布する。次いで,その表面に散布用ガラスビーズ17を散布する。沈降防止剤が多量に混入しているので,路面標示線の表面に大粒径ガラスビーズ18の存在による突起19が十分な高さで発生する。したがって,夜間雨天時に突起19が水膜20より上に露出し,良好な視認性が確保される。また,大粒径ガラスビーズ18と路面16との間に路面標示材が介在する(大粒径ガラスビーズ18が路面16に接触するまで沈降しない)ので,この介在する路面標示材が緩衝となり,自動車の荷重が大粒径ガラスビーズ18に集中せず,離脱しにくい。これにより,視認性が長期にわたって持続する。
請求項(抜粋):
熱可塑性樹脂と,可塑剤と,顔料と,無機充填材と,粒径2〜5mmφの大粒径ガラスビーズと,施工時に前記大粒径ガラスビーズが塗膜内で沈降しない程度の分量で配合された沈降防止剤とを含有する路面標示材を,スリット工法により大粒径ガラスビーズ径より大なる膜厚にて塗布し,前記路面標示材が冷却固化する前にその表面に粒径の小さな散布用ガラスビーズを散布することを特徴とする路面標示線の施工方法。

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