特許
J-GLOBAL ID:200903093882711742

警報処理システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 一雄 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-093264
公開番号(公開出願番号):特開平5-333186
出願日: 1991年03月30日
公開日(公表日): 1993年12月17日
要約:
【要約】【目的】 警報が多発するような大規模プラントの異常発生時に、運転員の状況判断を、適切に支援する。【構成】 知識データベース1に、安全保護系やプラントインターロックにより発生する警報間の因果関係およびその時間遅れ等のデータを登録する。診断手段3は、これらのデータに基づき、予測された次発生警報に関するデータを用いて、予期通りに正しく発生したかどうかを監視する。診断手段3は、ネットワーク状の警報因果関係に関するデータに基づき、新たに発生した警報状態を、これらの上に投影することにより、動的に警報進展経路を固定する。これにより、次発生警報を予測し、その対応処理に関するガイドを運転員に知らせる。
請求項(抜粋):
原子力プラント等の大規模プラントの警報名称や異常判定の条件等の属性に関する知識と、警報の発生原因、発生結果と対応処置、警報の発生がプラントの運転に与える影響の大小を表わした重要度や警報の発生が予めプラントに設けられている安全保護系、プラントインターロック機構、あるいは物理的な因果関係によるものか否かを示す条件毎の発生種別等の発生条件に関する知識とを、警報毎にまととめて登録し、警報間の因果関係を基にネットワーク状に展開した知識データベースと、プラントの警報や機器状態を表わすON/OFFの二値信号や圧力、流量等のプロセス信号を、オンラインで取込み、前記知識データベースに登録してある知識に基づき異常の発生を検知し、警報の発生状態および発生時刻に関する警報状態データを作成する監視手段と、この警報手段からの警報状態データに基づき、警報進展経路の同定、異常の原因警報の判定、次発生警報の予測、および対応処置の決定を行なう診断手段と、警報や機器の不動作があった場合には、前記監視手段からの警報状態データに基づき不動作警報を、また新たな異常の発生やそれが進展した場合には、前記診断手段での決定に基づき警報進展経路、原因警報、予測警報や対応処理のガイドを、前記知識データベースの知識に基づき運転員にそれぞれ表示する出力処理手段と、運転員から入力された監視/診断処理の起動または終了の各要求に基づき、前記監視手段の起動または終了の各要求データをセットする制御手段と、を備え、前記各手段は、個別の処理タスクとして構成され、前記監視手段は、運転員の起動指令で制御手段により起動され、終了要求があるまで一定周期で監視処理を実施し、また前記診断手段は、新たな警報が発生し、かつ診断処理がすべて終了しているときに監視手段により起動され、監視処理の任意の整数倍の不定周期で診断を実施し、さらに前記出力処理手段は、不動作警報有りと判定されるか異常が終息と判断されたときに監視手段により起動されるとともに、新たな異常が発生あるいはそれが進展したときに診断手段により起動されることを特徴とする警報処理システム。
IPC (2件):
G21C 17/00 ,  G08B 23/00
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開平2-293784
  • 特開昭63-124080
  • 特開昭63-163884

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