特許
J-GLOBAL ID:200903093897172945

フィードフォワード増幅器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松浦 兼行
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-328644
公開番号(公開出願番号):特開平8-186451
出願日: 1994年12月28日
公開日(公表日): 1996年07月16日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、誤差検出ループと誤差除去ループの制御回路を共通化し、かつ、使用する無線周波数帯に依存することなく、主増幅器で発生した歪みを補償し得るフィードフォワード増幅器を提供することを目的とする。【構成】 周波数変換器50、51は、誤差検出のための電力合成器41、42への2入力信号をそれぞれ分岐した信号を入力信号として受け、これらを別の周波数へ互いの位相関係が変わらないように位相同期をとって周波数変換する回路である。帯域フィルタ70及び71はそれぞれ通過中心周波数が同一のf2に設定されたフィルタ回路で、電力合成器43及び44の出力信号を入力信号として受け、周波数選択した信号を逆相合成制御回路100へ供給する。逆相合成制御回路100は、ベクトル変調器20及び21を制御すると共に、発振器81及び82の発振周波数を第1の周波数と第2の周波数に交互に切換制御する。
請求項(抜粋):
入力信号を所望の振幅に増幅する主増幅器と、該主増幅器の出力増幅信号にパイロット信号を合成するパイロット信号合成手段と、該パイロット信号合成手段の出力信号の位相及び振幅を制御する第1のベクトル変調器と、該第1のベクトル変調器の出力信号と前記主増幅器の入力信号とを時間合わせをしてから電力合成して誤差を検出する第1の電力合成手段と、該第1の電力合成手段の出力信号の位相及び振幅を制御する第2のベクトル変調器と、該第2のベクトル変調器の出力信号を増幅する誤差増幅器と、該誤差増幅器の出力信号と前記パイロット信号合成手段の出力信号とを時間合わせをしてから電力合成して誤差が抑圧された増幅信号を出力する第2の電力合成手段と、前記第1の電力合成手段により合成される2信号をそれぞれ別々に同一周波数に互いの位相差関係を保った状態で周波数変換して出力する第1の周波数変換器と、前記第2の電力合成手段により合成される2信号をそれぞれ別々に、かつ、該第1の周波数変換器の変換周波数と同一周波数に互いの位相差関係を保った状態で周波数変換して出力する第2の周波数変換器と、前記第1の周波数変換器の出力2信号と前記第2の周波数変換器の出力2信号を交互に選択して出力する信号選択手段と、該信号選択手段より出力された2信号のうち前記第1及び第2の周波数変換器の変換周波数の信号成分をそれぞれ周波数選択するように設定された第1及び第2のフィルタ回路と、前記信号選択手段による前記第1の周波数変換器の出力信号選択時に該第1及び第2のフィルタ回路より出力される信号の位相及び振幅をそれぞれ比較して得た比較結果に基づき該位相及び振幅が小さくなるように前記第1のベクトル変調器の移相量及び減衰量制御を行い、前記信号選択手段による前記第2の周波数変換器の出力信号選択時に該第1及び第2のフィルタ回路より出力される信号の位相及び振幅をそれぞれ比較して得た比較結果に基づき該位相及び振幅が小さくなるように前記第2のベクトル変調器の移相量及び減衰量制御を行う逆相合成制御回路とを有することを特徴とするフィードフォワード増幅器。

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