特許
J-GLOBAL ID:200903093910127229

横方向のモードが抑制される音波により動作する変換器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): 矢野 敏雄 ,  山崎 利臣 ,  久野 琢也 ,  アインゼル・フェリックス=ラインハルト ,  ラインハルト・アインゼル
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-518004
公開番号(公開出願番号):特表2007-507130
出願日: 2004年06月16日
公開日(公表日): 2007年03月22日
要約:
本発明は表面音響波によって動作する変換器に関する。この変換器においては妨害的な横方向のモードが抑制される。このことは、音響的なトラックおよびこのトラックに接する外部領域によって形成される導波体の音波の励起プロフィールと横方向の基本モードとの相互的な適合によって達成される。この適合は音響的なトラックを励起領域と端部領域に分割することによって行われ、それぞれの端部領域の幅は横方向の基本モードの約1/4波長であり、また横方向の基本モードの波数は励起領域において0である。本発明の有利な実施形態においては、励起領域を横方向において相互に直列および/または並列に接続されている部分トラックに分割することによって、横方向の座標に依存する励起強度を達成することができ、この励起強度は基本モードに最適に適合されている。
請求項(抜粋):
表面音響波によって動作する変換器において 異なる電極(E1,E2)の相互に噛み合っている電極フィンガを有する音響的なトラック(AS)を包含し、 前記音響的なトラック(AS)において、横方向の基本モードによって特徴付けられている音波が励起され、 前記音響的なトラック(AS)は横方向(Y)において励起領域(MB)と2つの端部領域(RB1,RB2)とに分割されており、 それぞれの端部領域(RB1,RB2)での前記音波の縦方向における位相速度は前記励起領域(MB)における位相速度よりも遅く、 前記横方向の基本モードの波数kyに関して: それぞれの端部領域(RB1,RB2)においては(ky)2>0が適用され、 前記音響的なトラック(AS)の外の外部領域(AU1,AU2)においては(ky)2<0が適用され、 前記励起領域(MB)においてはkyの値が、前記端部領域(RB1,RB2)および前記外部領域(AU1,AU2)におけるkyの値よりも少なくとも1オーダ小さいことを特徴とする、表面音響波によって動作する変換器。
IPC (1件):
H03H 9/145
FI (1件):
H03H9/145 Z
Fターム (11件):
5J097AA14 ,  5J097AA15 ,  5J097CC02 ,  5J097CC13 ,  5J097DD04 ,  5J097DD10 ,  5J097DD22 ,  5J097GG02 ,  5J097GG03 ,  5J097GG04 ,  5J097KK04
引用特許:
審査官引用 (4件)
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