特許
J-GLOBAL ID:200903093911939391

低温靱性の優れた耐サワー鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大関 和夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-306263
公開番号(公開出願番号):特開平8-165518
出願日: 1994年12月09日
公開日(公表日): 1996年06月25日
要約:
【要約】【目的】 本発明は耐水素誘起割れ性と低温靱性に優れた引張強度500MPa以上の鋼板(板厚25mm以上)の製造方法を提供する。。【構成】 特に耐水素誘起割れ性を考慮した化学成分の鋼を、1000〜1250°Cに加熱し、2t以上の厚みに圧延した後、950°C以上の温度から水量密度が0.5〜2.0m3 /m2 ・minで水冷時間が10〜50sである冷却を行い、その後300s以内に、パス回数の60%以上が1パス当りの圧下率が10%以上となる圧延を終了し、Ar3 以上の温度から5〜40°C/sの冷却速度で300〜550°Cまで冷却し、その後空冷することを特徴とする低温靱性の優れた耐サワー鋼板の製造方法。ただし、tは圧延終了後の最終板厚であり、25mm≦tである。
請求項(抜粋):
重量%でC:0.02〜0.12%、Si:0.6%以下、Mn:0.6〜1.5%、P:0.015%以下、S:0.001%以下、Al:0.06%以下、Ti:0.005〜0.03%、Nb:0.01〜0.10%、Ca:0.001〜0.005%、O:0.003%以下、N:0.001〜0.005%を含有し、かつ0.5≦〔Ca〕(1-124〔O〕)/1.25〔S〕≦7.0を満足し、残部Feおよび不可避的不純物からなる鋼片を、1000〜1250°Cに加熱し、2t以上の厚みに圧延した後、950°C以上の温度から水量密度が0.5〜2.0m3 /m2 ・minで水冷時間が10〜50sである冷却を行い、その後300s以内に、パス回数の60%以上が1パス当りの圧下率が10%以上となる圧延を終了し、Ar3 以上の温度から5〜40°C/sの冷却速度で300〜550°Cまで冷却し、その後空冷することを特徴とする低温靱性の優れた耐サワー鋼板の製造方法。ただし、tは圧延終了後の最終板厚であり、25mm≦tである。
IPC (4件):
C21D 8/02 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/14 ,  C22C 38/50

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