特許
J-GLOBAL ID:200903093916386692

カラー液晶表示素子

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 次郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-204090
公開番号(公開出願番号):特開平9-033917
出願日: 1995年07月19日
公開日(公表日): 1997年02月07日
要約:
【要約】【課題】 カラーフィルタを用いず、明るくて、彩やかなカラー画像を安定して表示できるようにする。【解決手段】 液晶分子がツイスト配向された液晶セル1の上面側と下面側とに液晶セル1を挾んで一対の偏光板10、11を配置し、上面側の上偏光板10と液晶セル1との間に位相差板12を配置し、一対の偏光板10、11を青系に着色して透過光の黄色の光強度を弱くした。したがって、液晶セル1と位相差板12の両者の複屈折性を利用してカラー画像を表示するので、カラーフィルタを用いずに明るい表示ができ、また表示色は、液晶セル1の複屈折性だけでなく、位相差板12の複屈折性および着色された偏光板10、11とによって得られるので、温度変化による表示色の変動が少なく、偏光板10、11を青系に着色することにより、赤系の表示色を得ることができ、彩やかなカラー画像を安定して表示できる。
請求項(抜粋):
内面に電極が形成された一対の基板間に液晶分子がツイスト配向されたネマティック液晶層を有する液晶セルと、この液晶セルを挾んでその表面側と裏面側とに配置された一対の偏光板と、これら一対の偏光板間に配置された位相差板とを備え、前記一対の偏光板のうちの少なくとも1枚は、所望する表示色の色相に応じて着色され、前記一方の偏光板を透過して入射した光が前記位相差板の複屈折効果と前記液晶セルの複屈折効果とによって各波長光がそれぞれ偏光状態の異なる楕円偏光となり、かつその光のうち、他方の偏光板を透過した光の各波長光の光量比が所望の着色光に対応した比率になる、ことを特徴とするカラー液晶表示素子。

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