特許
J-GLOBAL ID:200903093932086224

湿式多板クラッチの引き摺り抵抗低減機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 箕浦 清
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-278267
公開番号(公開出願番号):特開平8-121498
出願日: 1994年10月18日
公開日(公表日): 1996年05月14日
要約:
【要約】【目的】 湿式多板クラッチにおいてロータとクラッチプレート間の押圧力を解除したときに、両者の接触摩擦を抑えてロータの引き摺り抵抗を低減する。【構成】 回転軸(1)に取付けられた複数の円環板状のロータ(2′)と、該回転軸(1)の周囲の回転可能なケース(3)内面に取付けられた複数の円環板状のクラッチプレート(4)とを交互に配置し、これらを油中で互いに押圧して摩擦係合させ回転軸の回転力をケースに伝達する湿式多板クラッチにおいて、ロータの内径側に複数の切欠(5)または貫通孔を設けてなり、ロータとクラッチプレートとを離間する際に該切欠または貫通孔を通してこれらロータとクラッチプレートとの間に油を送り込むことを特徴とする湿式多板クラッチの引き摺り抵抗低減機構。
請求項(抜粋):
回転軸にその回転方向には固定し且つ軸方向には移動自在に取付けられた複数の円環板状のロータと、該回転軸の周囲の回転可能なケース内面に上記回転方向には固定し且つ上記軸方向には移動自在に取付けられた複数の円環板状のクラッチプレートとを交互に配置し、さらにこれらロータ及びクラッチプレートを油中において互いに押圧することにより摩擦係合させて回転軸の回転力をケースに伝達する湿式多板クラッチにおいて、ロータの内径側に複数の貫通孔または切欠を設けるとともに、ロータの摩擦面に該貫通孔または切欠に隣接し、ロータの内径側と外径側とを連通するロータ径方向の油路を設け、ロータとクラッチプレートとを離間する際該貫通孔または切欠と、油路を通してこれらロータとクラッチプレートとの間に油を送り込むことを特徴とする湿式多板クラッチの引き摺り抵抗低減機構。
IPC (2件):
F16D 13/52 ,  F16D 13/74
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平4-019425

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