特許
J-GLOBAL ID:200903093933116135

固体高分子電解質型燃料電池

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-167313
公開番号(公開出願番号):特開平9-022708
出願日: 1995年07月03日
公開日(公表日): 1997年01月21日
要約:
【要約】【目的】保持体を介して加圧される部位においても固体高分子電解質材製の電解質膜に加わる応力値を低減することが可能な固体高分子電解質型燃料電池を提供する。【構成】固体高分子電解質型燃料電池が備える単位燃料電池(単電池)1は、従来例に対して、それぞれの保持体744などの頂部に応力緩和用の構造体である平板体21を備えた,セパレータ2を用いるようにしている。平板体21は、保持体744などと同一種類の、ステンレス鋼板などを用いて製作され、保持体744などの頂部に、溶接などを用いて固着されている。そうして、セパレータ2の保持体744などの部分の平板体21を含む高さ寸法は、従来例のセパレータの場合と同一のT14B に設定されている。
請求項(抜粋):
複数の単位燃料電池を互いに積層した単位燃料電池の積層体と、この積層体の両端の部位のそれぞれに配置され,それぞれの単位燃料電池をその積層方向に加圧する加圧力を与える加圧板とを備え、単位燃料電池は、燃料電池セルと、燃料ガス用および酸化剤ガス用のセパレータと、燃料ガス用および酸化剤ガス用のシール体とを有し、燃料電池セルは、シート状の固体高分子電解質材製の電解質膜と、この電解質膜の両主面のそれぞれに,その周縁部分に露出面を残して接合されたシート状の燃料電極膜およびシート状の酸化剤電極膜とを持ち、燃料ガスおよび酸化剤ガスの供給を受けて直流電力を発生するものであり、セパレータは、金属材で形成され、電解質膜の露出面とほぼ同形に形成された平板状部と、燃料電池セルのいずれかの電極膜と対向する部位に,いずれかの前記のガスを通流させるガス通流用の溝と,燃料電池セルで発生した熱を除去するなどの役目を果たす熱媒を通流させる熱媒通流用の溝とが,互いに表裏となる関係で波板状に形成された溝部とを持ち、平板状部には、前記の両ガスをそれぞれに通流させる貫通穴が形成されており、波板状をなす溝部の頂部を燃料電池セルのいずれかの主面に接触させて配置されるものであり、シール体は、平板状の弾性材により燃料ガスと酸化剤ガスとの混触を防止できるように形成され、前記の両ガスをそれぞれに通流させる貫通穴と、この貫通穴の内の一方のガスを通流させる各貫通穴と,セパレータのガス通流用の溝との間を連通する連通溝とを持ち、前記の露出面とセパレータとの間に介挿されるものであり、セパレータの平板状部は、電解質膜の露出面と対向する部位に保持体を備え、この保持体は、いずれかのガスを通流させる流路を形成するための複数の突起体を有し、この突起体は、前記の溝部のいずれかのガス通流用の溝の最高突出高さ寸法と、前記の燃料電極膜または酸化剤電極膜の厚さ寸法との和とほぼ同等の高さ寸法を持つものである、固体高分子電解質型燃料電池において、セパレータが備える保持体は、前記の電解質膜と接する側に、応力緩和用の構造体を備えることを特徴とする固体高分子電解質型燃料電池。
IPC (2件):
H01M 8/02 ,  H01M 8/10
FI (2件):
H01M 8/02 B ,  H01M 8/10

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