特許
J-GLOBAL ID:200903093935589863

無針医療用器具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 稔 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-024761
公開番号(公開出願番号):特開平11-267209
出願日: 1999年02月02日
公開日(公表日): 1999年10月05日
要約:
【要約】【課題】 注射針を利用しないで治療薬を投与するための医用器具の改良に関する。【解決手段】 無針注射器(1)は、出口(4)を備えた中空ケーシング(2)を有し、この中空ケーシングは、例えばヘリウムのような流体入りカプセル(8)が収納される第1の区画室(6)と、治療薬のための第2の区画室(10)とを有する。区画室(6,10)は、仕切り(12)によって互いに分離され、この仕切りには、カプセル(8)の基部(24)に設けられたキャビティ(26)に嵌まり込む尖った先端(16)付きの針(14)が取り付けられている。流体放出機構(17)を作動させることにより、カプセル(8)が針(14)に向かって移動し、それにより針(14)が基部(24)を穿孔して流体をカプセル(8)から放出させる。
請求項(抜粋):
治療薬を患者の皮膚に対して投与するための器具(1)であって、出口(4)を構成するよう遠位端が開口した中空ケーシング(2)と、中空ケーシング(2)内に設けられていて、流体が加圧下で貯蔵されたカプセル(8)を収容するための第1の区画室(6)と、第1の区画室(6)と出口(4)との間で中空ケーシング(2)内に設けられていて、治療薬を収容するための第2の区画室(10)と、尖った部分のある部材(14)と、中空ケーシング(2)に取り付けられていて、カプセル(8)及び前記部材(14)を比較的互いに近づけ、それによって、前記部材(14)の前記尖った部分がカプセル(8)を穿孔してカプセルから、それ故に第1の区画室(6)から流体を流出させ、これを第2の区画室(10)に差し向けて第2の区画室内の治療薬を同伴させるようにするための流体放出機構(17)とを有する器具において、前記部材(14)は、第1の区画室と第2の区画室を互いに分離する仕切り(12)に取り付けられており、仕切り(12)は、流体が第1の区画室から第2の区画室に流通できるようにするための複数の孔(13)を備えていることを特徴とする器具。

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