特許
J-GLOBAL ID:200903093941210167

文字切り出し装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 敏明
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-229122
公開番号(公開出願番号):特開平5-067235
出願日: 1991年09月09日
公開日(公表日): 1993年03月19日
要約:
【要約】【目的】 ワードプロセッサによる文書や一般の印刷文書等の全角文字、半角文字及び偏在文字が混在する文書の文字切り出しを迅速に、精度よく行える文字切り出し装置を提供する。【構成】 仮終了設定手段16は文字パタンの切り出し開始位置からほぼ推定文字ピッチ離れた位置を仮の切り出し終了位置として設定する。偏在ブロック検出手段18は、この仮の切り出し領域内から偏在文字ブロックを検出する。ブロック識別手段20は偏在文字ブロックが存在しない場合に仮の切り出し領域内の黒ブロックが全角文字1文字のブロックか、あるいは半角文字を含むブロックであるかの判定を行う。終了決定手段22は、偏在ブロック検出手段による検出結果及びブロック識別手段の識別結果に応じて、切り出し開始位置に対応する切り出し終了位置を決定する。
請求項(抜粋):
(a)文字列パタンを得るための前処理手段と、(b)前記文字列パタンの黒ブロックの文字列方向における始端位置及び終端位置を検出するブロック抽出手段と、(c)前記文字列パタンの推定文字ピッチを検出するピッチ推定手段と、(d)文字パタンの切り出し開始位置から推定文字ピッチ離れた推定の切り出し終了位置が黒ブロック領域外にあるときには該推定の切り出し終了位置を仮の切り出し終了位置とし、推定の切り出し終了位置が黒ブロックの領域内にあるときには、該推定の切り出し終了位置と当該黒ブロック領域の中心位置との位置関係に応じて当該黒ブロックの始端位置または終端位置に基づく仮の切り出し終了位置を設定する仮終了設定手段と、(e)前記切り出し開始位置と前記仮の切り出し終了位置との間の仮の切り出し領域内に複数の黒ブロックが存在する時、最も始端側の黒ブロックと、前記仮の切り出し領域の始端側に隣接する黒ブロックとの間隔が前記推定文字ピッチに基づいて設定した閾値以上であるとき、当該最も始端側の黒ブロックを始端側の偏在文字ブロックとして検出し、前記仮の切り出し領域の最も終端側の黒ブロックと前記仮の切り出し領域の終端側に隣接する黒ブロックとの間隔が前記閾値以上であるとき当該最も終端側の黒ブロックを終端側の偏在文字ブロックとして検出する偏在ブロック検出手段と、(f)前記仮の切り出し領域内に偏在文字ブロックが存在せず、且つ仮の切り出し領域内に複数の黒ブロックが存在するとき、該仮の切り出し領域内の最も始端側の黒ブロックの始端位置と最も終端側の黒ブロックの終端位置とで決まる横幅を当該文字列内の各黒ブロックの横幅に基づいて設定した横幅閾値と比較することにより、当該黒ブロックが全角文字一文字のブロックであるか半角文字を含むブロックであるかを識別するブロック識別手段と、(g)前記偏在ブロック検出手段で始端側あるいは終端側の偏在文字ブロックを検出したとき、当該偏在文字ブロックの終端位置あるいは始端位置に基づいて切り出し終了位置を決定し、偏在ブロック検出手段で偏在文字ブロックを検出せず、かつブロック識別結果が全角文字一文字のブロックであるとき、前記仮の切り出し終了位置を切り出し終了位置と決定し、偏在ブロック検出手段で偏在文字ブロックを検出せず、かつブロック識別結果が半角文字を含むブロックであるとき、前記仮の切り出し終了位置から前記推定文字ピッチの1/2だけ減算した位置を始端側の終了候補位置とし、該始端側の終了候補位置が黒ブロックの領域外にあるとき該始端側の終了候補位置を切り出し終了位置と決定し、該始端側の終了候補位置が黒ブロック領域内にあるときには当該黒ブロック領域の中心位置との位置関係により当該黒ブロックの始端位置あるいは終端位置に基づいて切り出し終了位置を決定する終了決定手段と、(h)前記切り出し開始位置及び前記切り出し終了位置に基づいて前記文字列パタンから文字パタンを切り出す切り出し手段と、(i)前記切り出し終了位置と前記推定の切り出し終了位置に基づいて、推定文字ピッチの補正を行い、当該切り出し終了位置に基づいて次の切り出し開始位置を設定するピッチ補正手段とを備えて成ることを特徴とする文字切り出し装置。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平3-009490
  • 特開昭64-078394

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