特許
J-GLOBAL ID:200903094016087840

冷間加工性および焼入れ性に優れた肌焼鋼,肌焼鋼鋼材および機械構造部品

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 落合 健 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-382099
公開番号(公開出願番号):特開2003-183773
出願日: 2001年12月14日
公開日(公表日): 2003年07月03日
要約:
【要約】【課題】 疲労強度や耐摩耗性の低下を抑制された,肌焼鋼よりなる機械構造部品を提供する。【解決手段】 必須化学成分として,特定量のC,Si,Mn,S,Cr,Mo,NおよびBを含有し,また選択化学成分として,特定量のTi,NbおよびVから選択される少なくとも一種を含有し,残部がFeおよび不可避不純物からなり,C,Si,Mn,Cr,MoおよびSの含有量から導かれるパラメータX1がX1≦0.75であり,またC,Si,Mn,CrおよびMoの含有量から導かれるパラメータX2がX2≧80であり,さらにSi,Mn,CrおよびMoの含有量から導かれるパラメータX3がX3≧10であり,圧延後の硬さHRがHR≦100HRBであり,また浸炭焼入れ後の芯部硬さHRがHR≧25HRCであり,さらに浸炭硬化層におけるトルースタイト面積率AがA≦5%である。
請求項(抜粋):
必須化学成分として,質量%で,0.05≦C≦0.30,Si≦0.15,0.15≦Mn≦0.80,0.001≦S≦0.070,1.25≦Cr≦2.50,Mo≦0.15,N≦0.0100および0.0005≦B≦0.0050を含有し,また選択化学成分として,0.005≦Ti≦0.150,0.005≦Nb≦0.100および0.005≦V≦0.100から選択される少なくとも一種を含有し,残部がFeおよび不可避不純物からなる肌焼鋼であって,X1を,X1=[C]+(1/10)[Si]+(1/5)[Mn]+(5/22)[Cr]+(1/3)[Mo]-(5/7)[S](但し,[C]はC含有量の数値を意味し,これは他の化学成分について同じである)としたとき,X1≦0.75であり,X2を,X2=15.25(√[C])(1+0.64[Si])(1+4.1[Mn])(1+2.33[Cr])(1+3.14[Mo])としたとき,X2≧80であり,X3を,X3=[Si]+0.5[Mn]+8[Cr]+0.5[Mo]としたとき,X3≧10であることを特徴とする,冷間加工性および焼入れ性に優れた肌焼鋼。
IPC (3件):
C22C 38/00 301 ,  C22C 38/32 ,  C23C 8/22
FI (3件):
C22C 38/00 301 N ,  C22C 38/32 ,  C23C 8/22
Fターム (2件):
4K028AA01 ,  4K028AB01
引用特許:
出願人引用 (5件)
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審査官引用 (5件)
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