特許
J-GLOBAL ID:200903094031980771

疲労特性に優れた加工用熱延鋼板およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 椎名 彊
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-086574
公開番号(公開出願番号):特開平11-279694
出願日: 1998年03月31日
公開日(公表日): 1999年10月12日
要約:
【要約】【課題】 疲労特性に優れた加工用熱延鋼板およびその製造方法を提供する。【解決手段】 C:0.05〜0.30%、Cu:0.2〜2.0%、B:2〜20ppmを含むミクロ組織が、体積率が5%以上、25%以下の残留オーステナイト、及びフェライト、ベイナイトで構成される鋼板であり、フェライト相でのCuの存在状態は、Cu単独で構成される粒子の大きさが2nm以下の固溶状態及び/又は析出状態であることを特徴とする疲労特性に優れた加工用熱延鋼板、及び上記成分の鋼を、Ar3 変態点以上の温度域で熱間仕上圧延を終了し、Ar1 〜Ar3 の温度域で1〜10秒間空冷し、その後、20°C/s以上の冷却速度で冷却して、350°C超、450°C未満の温度域で巻き取り、さらに、200°Cまで30°C/hr以上で冷却することを特徴とする上記鋼板の製造方法。
請求項(抜粋):
質量%にて、C:0.05〜0.30%、Si:0.1〜2.0%、Mn:0.5〜2.5%、P:≦0.02%、S:≦0.01%、Al:0.005〜0.1%、Cu:0.2〜2.0%、B:0.0002〜0.0020%、を含み、残部がFe及び不可避的不純物からなる鋼であって、そのミクロ組織が、フェライト、ベイナイト、残留オーステナイトを主要構成組織とし、さらに、マルテンサイトを含むこともある複合組織であり、前記残留オーステナイトの体積率は、5%以上、25%以下であり、前記フェライト相におけるCuの存在状態は、Cu単独で構成される粒子の大きさが2nm以下の固溶状態および/または析出状態であることを特徴とする、疲労特性に優れた加工用熱延鋼板。
IPC (4件):
C22C 38/00 301 ,  C21D 9/46 ,  C22C 38/16 ,  C22C 38/58
FI (4件):
C22C 38/00 301 W ,  C21D 9/46 T ,  C22C 38/16 ,  C22C 38/58
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (5件)
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