特許
J-GLOBAL ID:200903094041303123

dlkを用いた未分化肝細胞の検出および分離方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 谷川 英次郎
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP2002004739
公開番号(公開出願番号):WO2002-103033
出願日: 2002年05月16日
公開日(公表日): 2002年12月27日
要約:
膜蛋白質dlk(delta-like)が、胎生肝細胞表面に特異的に発現していることが判明した。dlk蛋白質に対する抗体を用いて、マウス胎仔肝臓から肝幹細胞を含む未分化の胎生肝細胞を高純度に精製することに成功した。得られた胎生肝細胞には、肝細胞および胆管細胞への二分化能を保持する肝幹細胞が含まれていた。本発明は肝細胞のマーカー分子、およびこの分子を利用した未分化肝細胞の検出方法を提供する。また本発明は、このマーカー分子を利用して未分化肝細胞を分離する方法、および該方法により分離された未分化肝細胞を提供する。本発明の方法を用いれば、肝幹細胞を簡便に高濃度で純化することが可能である。本発明により得られる未分化肝細胞は、再生医療や人工肝臓へ利用され得る。また、細胞間相互作用の解析、並びに薬代謝や肝細胞分化を調節する薬剤や抗ウィルス薬のアッセイ系およびスクリーニング系にも利用され得る。
請求項(抜粋):
dlk遺伝子の発現を検出することを特徴とする、未分化肝細胞を検出する方法。
IPC (5件):
C12N15/09 ,  C12N5/06 ,  C12Q1/68 ,  G01N33/53 ,  G01N33/576
FI (6件):
C12N15/00 A ,  C12Q1/68 A ,  G01N33/53 K ,  G01N33/53 M ,  G01N33/576 Z ,  C12N5/00 E

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