特許
J-GLOBAL ID:200903094083704101

エンジンの空燃比制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 進
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-182533
公開番号(公開出願番号):特開平6-026385
出願日: 1992年07月09日
公開日(公表日): 1994年02月01日
要約:
【要約】【目的】 燃料タンク内の蒸発燃料のパージに伴う空燃比学習値のずれを解消し、常に本来の学習制御の結果を反映させて制御性の向上を図る。【構成】 エンジン停止、且つ、学習値補正判別フラグFSTが1でパージ補正値KCが設定されているときには(S601→S644→S645)、空燃比学習値テーブル内の空燃比学習値KLRを、この空燃比学習値KLRから、CPCバルブの基本デューティを所定時間変化させたときの空燃比フィードバック補正係数の変化量に基づいて算出したパージ補正値KCを減算した値で書き換える(S646)。これにより、キャニスタパージによる空燃比ずれ量の学習分がキャンセルされて本来の学習値に戻され、エンジン始動時の空燃比オープンループ制御においても空燃比を適切に保つことができるばかりでなく、通常の空燃比フィードバック制御においても、本来の学習値を反映させて、走行性向上、排気ガスエミッションの改善などを実現し、制御性を向上させることができる。
請求項(抜粋):
エンジンが定常運転状態にあるとき、燃料タンク内の蒸発燃料のエンジンへのパージ量を所定時間変化させ、空燃比フィードバック補正係数の変化量を求める手順と、上記空燃比フィードバック補正係数の変化量に基づいて、上記蒸発燃料による空燃比学習値のずれ量を算出する手順と、エンジン停止後、上記空燃比学習値から上記ずれ量を減算して上記空燃比学習値を書き換える手順とを備えたことを特徴とするエンジンの空燃比制御方法。

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