特許
J-GLOBAL ID:200903094107052771

ガラス多孔質母材焼結炉用炉芯管上蓋及びガラス多孔質母材の焼結方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萩原 亮一 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-019870
公開番号(公開出願番号):特開2002-226218
出願日: 2001年01月29日
公開日(公表日): 2002年08月14日
要約:
【要約】【課題】 ガラス多孔質母材を焼結してガラス物品とするための焼結炉の炉芯管上蓋であって、上蓋からの大気の巻き込みや炉内のワークガスの大気中への漏出なく製造できる上蓋構造、及び該上蓋を用いることにより、排気圧を-500pa程度に設定し、大気の巻き込み、ワークガス漏出なく焼結できて、不純物混入のない母材を製造でき、炉芯管寿命を延長できる方法の提供。【解決手段】 上蓋に排気ポートを有する小室、シールガス導入ポートを有する小室及びポートのない小室をこの順序で設け、各室にはシード棒に遊嵌する気密リングを移動自在に設ける。排気ポートを有する小室の気密リングのみ下面に周方向の排気ガス通路を設ける。気密リングとシード棒のクリアランスを0.15〜0.25mmとする。上部の小室で気密性を向上し、中間の小室では気密リング下面のガス通路を設けず差圧を確保し、下部の小室は周方向のガス通路の存在により排気が容易となる。
請求項(抜粋):
炉体を貫通して設けられる炉芯管の上端に装着される略円筒形の炉芯管上蓋であって、該上蓋の天面をなすつばと最下面をなすつばにはシード棒が貫通するための穴を有し、天面をなすつばと最下面をなすつばの間にはシード棒が貫通するための穴を有する複数個のつばにより少なくとも3室以上の小室が形成されており、炉芯管本体側には排気ガスポートを有する小室を1以上設け、該排気ガスポートを有する小室の上部にはシールガス導入ポートを有する小室を1以上設け、該シールガス導入ポートを有する小室の上部にはガスポートのない小室を1以上設けてなり、上記各小室には上記シード棒に遊嵌する気密リングが移動自在に挿入されており、該排気ガスポートを有する小室に挿入される気密リングのみがその下面に中心部から周方向に向かう溝状のガス通路を設けられており、上記シード棒と各つばの間のクリアランスが0.75〜1mm、上記シード棒と各気密リングの間のクリアランスが0.15〜0.25mmであることを特徴とするガラス多孔質母材焼結炉用炉芯管上蓋。
Fターム (1件):
4G014AH21

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