特許
J-GLOBAL ID:200903094115944347
圧延機の板厚制御方法
発明者:
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
本庄 武男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-001557
公開番号(公開出願番号):特開平6-198324
出願日: 1993年01月08日
公開日(公表日): 1994年07月19日
要約:
【要約】【目的】 圧延速度が低いときでもむだ時間の影響を受けることなく常に高い板厚精度が得られる圧延機の板厚制御方法。【構成】 この方法は,圧延材1の入側板厚変動ΔH,出側板厚変動Δh等と,圧延ロール3a,3bの圧下力変動ΔP,状態量C1,C2,...等とを検出し,この状態量に係る外乱要素を除去し,入側板厚変動ΔHに含まれるむだ時間LB の動特性を近似してデータ補正し,出側板厚変動Δhに含まれるむだ時間LFの動特性を推定してデータ補正し,圧下力変動ΔPをミル定数の公称値M′でデータ補正し,上記補正データ等に基づいて外乱ΔD,Δdを推定し,この推定値ΔD′,Δd′を合成して外乱補償量ΔUD を演算し,張力制御系と圧下制御系の非干渉化を施すと共に外乱補償量ΔUD を圧下制御系のギャップ指令ΔUsにフィードバックし,外乱補償量ΔUD に含まれる重みを変化させて板厚制御特性を変化させるように構成されている。上記構成により圧延速度が低い時でもむだ時間の影響を受けることなく常に高い板厚精度を得ることができる。
請求項(抜粋):
圧延ロールのギャップをギャップ指令により調整する圧下制御系と,圧延材の張力を速度指令により調整する張力制御系とが所定の関係にある圧延機の板厚制御方法において,圧延材の圧延速度,入側板厚変動及び出側板厚変動と,圧延ロールのギャップ変動,圧下力変動及び状態量とを検出し,上記圧延ロールの状態量を上記圧下制御系のギャップ指令にフィードフォーワードすることにより該圧下制御系に対する圧延ロールの状態量に係る外乱要素を除去し,上記圧延材の入側板厚変動の検出データに含まれるむだ時間要素を近似することにより該データを補正し,上記圧延材の出側板厚変動の検出データに含まれるむだ時間要素を推定することにより該データを補正し,上記圧延ロールの圧下力変動の検出データをミル定数の公称値で補正し,上記圧延材の圧延速度及び圧延ロールのギャップ変動の検出データと,上記各補正されたデータとに基づいて上記圧下制御系に加わる第1の外乱と上記圧下力変動に影響を及ぼす第2の外乱とを推定し,上記第1,第2の外乱の推定値にそれぞれ重みをつけて両者を合成することにより外乱補償量を演算し,上記張力制御系の速度指令に上記圧下制御系のギャップ指令に基づく速度指令の変化量を付加することにより,上記張力制御系のデータに基づいて上記圧下制御系による板厚制御を行うと共に,上記外乱補償量を上記圧下制御系のギャップ指令にフィードバックし,上記外乱補償量に含まれる上記重みを変化させることにより,上記圧下制御系による板厚制御特性を適宜変更しうるようになしたことを特徴とする圧延機の板厚制御方法。
IPC (2件):
B21B 37/12 111
, B21B 37/12 BBH
前のページに戻る