特許
J-GLOBAL ID:200903094163029316

望ましくない窒素の酸化物を蓄積させることなく接触分解ガスからオレフィンを回収する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山崎 行造 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-511293
公開番号(公開出願番号):特表平8-503197
出願日: 1993年10月28日
公開日(公表日): 1996年04月09日
要約:
【要約】酸化窒素(NO)が酸化して二酸化窒素(NO2)が形成するのを防ぐのに十分高くかつ望ましくない窒素酸化物の蓄積を防ぐのに十分に高い温度において回収を行うことによって、安全で効果的でかつ経済的な方法において、接触分解ガスからのオレフィンの回収が危険な量の窒素酸化物の蓄積をともなわずに達成できる。この結果を達成するための1つの方法は、一般的な極低温技術を使用するのではなく、公知の吸収技術を使用して脱メタン化装置を運転することである。接触分解ガスの流れは初めに二酸化窒素(NO2)を含む酸性ガスを除去するためにスクラビングされ、その後、脱プロパン化装置分別塔に通される。4個以上の炭素原子を有する炭化水素は脱プロパン化装置の底において回収され、3個以下の炭素原子を有する炭化水素からなる脱プロパン化装置からの塔頂留出物は吸収脱メタン化塔に送られる。2個以上の炭素原子を有する炭化水素は吸収脱メタン化塔の底において回収されるが、そこでの温度は約-46°C(-50 ゚F)以上である。メタン、水素、及び微量の窒素酸化物、C2、及び吸収剤(C3)から成る吸収脱メタン化塔からの塔頂留出物は冷却されて凝縮し、約-101°C(-150 ゚F)以上の温度において、微量のC3吸収剤を含む微量のC2及びそれより重いガスが回収される。
請求項(抜粋):
窒素の酸化物を含む接触分解ガスから所望の1種以上の炭化水素を回収する際に望ましくない窒素酸化物の蓄積を減少させる方法であって、 A.酸性のガスを接触分解ガスから除去する工程、 B.接触分解ガスを、3個以下の炭素原子を有する炭化水素を主に含む第1の部分と、少なくとも4個の炭素原子を有する炭化水素を主に含む第2の部分とに分離する工程、 C.第1の部分を吸収剤油による吸収を使用して、メタン、水素、酸化窒素、及び小割合の2乃至3個の炭素原子を有する炭化水素から成る群から選択される化合物を主に含む第3の部分と、少なくとも2個の炭素原子を有する炭素原子を主に含む第4の部分とに分離する工程、及び D.少なくとも1種の所望の炭化水素を第3の部分から回収する工程、を含み、全ての工程が-107°C(-160 ゚F)より高い温度で行われる方法。
IPC (4件):
C07C 11/02 ,  C07C 7/11 ,  C10G 55/06 ,  C10G 70/04
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特表昭63-502584

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